今回は、ショアジギングにおけるジグの「使い分け」、「重量選定のコツ」を紹介。選び方を間違えるとデメリットもあるので要注意だ。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・出月慎也)
ショアジギングのジグ重量選び
ショアジギングで扱うジグには、軽い物では5gから、重いものでは120gなど、かなり差があることが分かる。5gなど軽い物では、堤防からアジやカサゴなど小型から中型の魚種を狙うことが多い。反対に、100g、120gとなれば磯や船から大型のマダイやヒラマサなどを狙う際に使用されることが多い。
ジグの重さを決めるコツ3選
ジグの重さを決めるコツには大きく分けて3つある。このコツを押さえることが、釣果に大きな差を生むきっかけにもなるため要チェックだ。
1.潮の流れを意識する
潮の流れは釣り場によって大きくかわる。また、その日の状況でかわることも少なくはない。そのため、キャストして戻ってきた方向がまったく異なれば、それは潮の流れにジグの重さが負けてしまっていることになる。
ということは、狙ったポイントを狙えずアクションにも違和感を与えている可能性が高いということだ。潮に流されてしまう状況ではジグの重さを20gプラスして様子をみるなどを繰り返していると、正確なポイントを探ることができる。
2.水深を把握する
その釣り場の水深を把握することは、多くの魚種にアプローチするためには欠かせない作業だ。根掛かりが怖くて中層辺りに止めておこうと控えめに攻めてしまうと、意外と中層にも達していないこともある。
このように、100均にもメタルジグは販売されている。実はこの100均ジグの評判はかなり高い。その理由の1つに、なくなっても精神的ダメージが少ないため海底まで探りやすいことが関係しているとも言われている。
3.沈下速度を事前確認
ジグにはこのように沈下速度の設定がされている種類も多い。また、ヒラヒラと落ちるタイプなどパターンも様々なため、使用するジグの重さや形状を把握して理解してあげることも大切な技術の1つとも言える。
魚がジグに食らい付くタイミングは落ちる時が多いと言われているため、「今どのように落下しているのか」をイメージしながらアクションを与えることも大切だ。
ジグの重さを間違えると?
ジグの重さを間違えると先ほどのデメリットが大きく影響する。水深が5mほどしかない堤防から100gもあるジグを投げてもすぐに海底に着いてしまう。さらにジグのサイズもベイトにはマッチしない可能性も高く、アクションが強すぎて警戒心をさらに与えてしまうことに繋がるだろう。
反対に地磯で5g、20gのジグを投げても流される可能性は高い。正面にキャストして右左から戻ってくることも少なくない。飛距離も伸びないため、ナブラが立ってもチャンスを逃す可能性が高い。