相模湾で連日好調が続いているイナダ五目、今回は10月30日に茅ケ崎の一俊丸から挑戦したイナダLT五目について紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・古谷健太)
相模湾LTウィリー五目概要
相模湾の五目釣りには、3パターンがある。
1. ウィリー
ハリにウィリーが巻いてある仕掛けであるが、ウィリーだけのものもあれば、カラバリが交じっているものもあり、カラバリにはオキアミやイカタンを付ける。
2. バケしゃくり
カッタクリなどで使用される仕掛けである。イナダ以外の魚に効果が高いらしく、カンパチにはウィリーよりもバケの方がいいと言われている。
3. 落とし込み
サビキ仕掛けでエサとなるイワシなどを釣り、そのまま本命のタナにエサを運ぶ釣り方であるが、エサが豊富にある状況ではウィリーやバケよりも手返しも反応もいい。
ターゲット
イナダがメインのターゲットとなるが、最近ではカンパチ、ハタ類、ヒラソウダ、アジ、モクアジ、サバ、マダイ、さらにはマメジ(クロマグロの幼魚)が交じることもある。
直近はウィリー釣りが有利
イナダ船を出している船宿の釣果を見ると、どこもかしこも連日クーラー満タンの景気のいい情報が掲載されている。ゲストも交じって相当好調であることは間違いないようだ。
しばらくはエサとなるイワシが豊富だったためか落とし込みサビキが優勢であったようであるが、段々とウィリーによるシャクリ釣りの方が優勢となってきていた。
無線から拾い聞きした情報によると、エサとなるイワシがなかなか釣れなくなっているとのことで、この日もほとんどの人はウィリー仕掛けを使用していた。
当日の状況
10月30日、天気は晴れ。風もなく波も穏やかで釣り日和と言える状況であった。ポイントも出航から10分もしないような近場であり、釣りに集中する時間が多く設けられる。
私はこの日、ウィリー、バケ、落とし込みサビキの3種類全てを持ち込み、基本はウィリーを使用し、エサが入ってきたタイミングでは落とし込みサビキ、マメジやカンパチが交じるようであればバケといった形で、その時の状況により変更をしていくこととした。
まずはウィリーでスタート
出航からわずか10分程度のポイントで早速スタート。まずはウィリー仕掛けでスタートし、一流し目は不発であったが、少し移動して流し直した二流し目からは毎投アタリがある状態となった。
トラブル多発
しかし、イナダのサイズが大きいのか、ハリス4号の仕掛けではブチブチ切られてしまう。また、他の釣り客もバンバンアタっているため、オマツリも多発し、仕掛けの消費が激しく、なかなかコンスタントにイナダを上げることはできなかった。
そこで、仕掛けをハリス5号のものにしたり、両隣の方と投入のタイミングをずらしたりしてなんとか数をためていくことにした。
ハタ&カンパチ登場
イナダが釣れ続く中、仕掛けはかえていないものの、マハタやキジハタが交じって釣れてきた。さらにはカンパチもヒットし、ラッキーと思ったが、抜き上げの際にハリが外れるという悲しい事態も発生した。とはいえ、多彩なゲストがクーラーの中を賑わせていく。
ちなみにカンパチをバラしたタイミングでバケ仕掛けに変更してみたが反応はなく、すぐにウィリーに戻すことにした。