相模湾で連日好調が続いているイナダ五目、今回は10月30日に茅ケ崎の一俊丸から挑戦したイナダLT五目について紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・古谷健太)
落とし込みに転戦
ウィリーで順調に釣れ続く中、船長から「海底にエサの反応が入ってきた」との声があったので、すかさず落とし込みサビキに仕掛けを変更。
エサの反応はそれほど濃くなくすぐ抜けてしまったため、あまり好調とは言えなかったが、エサがハリにつけばすぐにイナダが襲ってくるという反応のよさで、エサが豊富であればさらなる爆釣も期待できたであろう。
イナダの活性は終日高く、誰もヒットしないというような流しはなく、コンスタントに釣れ続いていた。しかし、もうクーラーが満タンという方が続出し、まったりとご飯を食べたり、タバコを吸ったり、中には昼寝をする方も出てきたため、船長はラスト1時間でアジ釣りに向かうことにした。
〆のアジ釣り
イナダのポイントから10分ほど移動した先で再開となったが、潮が速くイトがどんどん斜めになってしまい、タナ取りが難しかった。しかし、アジがいるタナに入れば確実にアジが釣れてくる状況で、こちらも好調となった。
最終釣果とポイント
予定時間よりも30分早上がりとなったが、皆さんクーラー満タンの状態でリリースしたり、船宿に預けて帰る方も続出したりするような状況であった。
私は、たくさん釣れることを願い大型クーラーを持って行ったためまだ余裕があったが、相当数のバラシがあったし、途中で休憩も挟んだりしたため、全力で向かったらおそらくこのクーラーでも魚が溢れていたであろう。
最終的には、イナダ19匹、アジ5匹、サバ3匹、マハタ1匹、キジハタ1匹(リリース)という釣果で無事五目も達成である。
今回の釣果については、基本的にはウィリー仕掛けで上げたものであるが、エサが入ったタイミングでは間違いなく落とし込みサビキが強いという印象を受けた。臨機応変に対応できるよう準備はしっかりとした方がいい。
また、隣近所の方も釣れ続けるので、オマツリの回避策を取り、オマツリしてもすぐに復帰できるよう仕掛けを余分に持っていこう。ハリス4号が標準的な仕掛けと思われるが、5号に変更してもアタリに差はなかったので、太めのハリスで強気のファイトが数釣りには向いていると思う。
今後の展望
私が行った日以降も連日好調は続いている。一体どれだけの数のイナダが相模湾にいるのか想像もつかないが、間違いなく行くなら今という好機である。イナダは引きも強く、食味もいい魚なので、ぜひ挑戦してクーラーを満タンにして帰ってほしい。
<古谷健太/TSURINEWS・WEBライター>