5月4日(金・祝)、夫に誘われて東京湾金沢八景(漁港内)の進丸から夜根魚に初挑戦。予約優先乗合のようなので事前に電話で予約を入れます。すると、出船の1時間くらい前には集合してほしいとのこと。
駅から徒歩圏内
京急金沢八景駅から徒歩約20分で、午後4時半に到着。
釣り座はボードから席札を取るシステム。
どうやら片舷に並ぶようで女将から「右舷の席札から選んでください」と言われました。
初めて夜の船に乗るので酔わないように胴の間を確保。
GW限定のお得なペア料金を支払い、貸竿をレンタル(300円)、船宿特製仕掛けとオモリも購入。
船に乗り込み席札とエサを交換。
エサはサバの短冊と青イソメです。
5時ごろ、右舷に10人が並びます。
出船前に川島正船長が船内を見て回り、みんなライフジャケットを着用しているかチェック。
私たちは腰巻きタイプを着用していましたが、どうやら右隣の人は持参したものが、遊漁船に乗るときに義務づけられているタイプAではなかった様子。
船宿に完備しているものが貸し出されていました。
5時半出船
5時半、準備が整ったところで出船。
航程約15分で到着。
水深は約10m。
「良型のシロギスも交じるポイントですよ」と船長。
オモリ15号の胴突き仕掛けに、上バリはサバをチョン掛け、下バリには青イソメを通し刺しにしてスタート。
しかし、想定以上に風が強く、最初のポイントはアタリなく小移動。
次の場所は水深20m前後。
着底させてイトフケをとると、すぐにブルブルッとシグナル。
ゆっくり巻き上げるとリリースサイズながら一荷。
オデコは回避できたのでひと安心。
船中ポツポツと釣れるものの、小型ばかり。
このサイズが多いからか小さなアタリでアワせても掛かりません。
アタリがあったら少し待って、聞きアワせるとヒットします。
食いが渋くなると小移動を繰り返します。
途中、引きのいい魚が掛かりましたが無念のハリス切れ……。
日が暮れてきたタイミングで岸壁周りに移動。
さらに、予報とは風向きが真逆に変わったため、船長の指示で右舷から左舷へ全員が移動します。
これは初めての体験でちょっと面白かった(笑)。
全員が座席を移ると、「少しキャストして探ってみて」の指示。
水深は浅めで、軽く投げて落とし込むとすぐに底が取れます。
ゆっくりトントンするように手前へと誘うと、数投目でグンッというアタリで、まずまずサイズをキャッチ。
このポイントでは夫が上下のハリともサバエサに替えて連釣。
25cm級も掛けてやりとりを堪能していました。
釣り以外の楽しみ
楽しい時間はあっという間にすぎていき、釣れ続いているなか、8時15分ごろ納竿。
八景島の前に移動します。
ここでもう一つのお楽しみ、八景島シーパラダイスから打ち上げられる花火を海上から観覧。
日時は限定されますが、カップルや家族連れにはいい思い出になりそうです。
花火が終わると帰港。
釣果は10~27cm3~34尾、ほかにメバルが少々交じりました。
陸に上がるとみそ汁のサービス。
終始風に吹かれて冷えた体が温まります。
電車釣行の人は駅付近まで送ってもらえました。
今後は土曜日に出船予定とのことです。
釣ったカサゴは刺し身、みそ汁、空揚げ、煮つけなどで美味しくいただきました。
オススメのレシピ
【から揚げ】
〇ウロコをとる
〇小型のカサゴをエラから指を入れて、エラと内臓を取り除く
〇背中に火が入りやすくなるように切れ込みを入れる
〇キッチンペーパーで水気を取る
〇まんべんなく片栗粉をまぶし、塩・コショウで味付け
〇低温でじっくり揚げたら完成
【煮つけ】
材料:小型のカサゴ2尾、スライスしたショウガ2枚、水100㏄・酒100㏄・みりん40㏄・正油40㏄・砂糖大さじ1
〇エラと内臓、ウロコを取ったカサゴに切れ込みをいれておく
〇水、調味料を鍋に入れて煮立たせる
〇沸騰したら弱火にしてカサゴを投入
〇上から煮汁をかけながら約15分味を染み込ませる(落し蓋でもOK)
〇好みで白髪ネギを乗せても美味
【みそ汁】
〇いちょう切りにした大根を鍋に入れて煮る
〇火が入ったらぶつ切りにしたカサゴを投入
〇出汁がでるよう弱火で加熱
〇カサゴからいい出汁がでてきたら味噌を溶き入れて完成
<週刊つりニュース関東版 東京・小谷美和/TSURINEWS編>
▼この船について
進丸
エリア:東京湾(横浜)エリア
出船港:金沢漁港