今回は、釣り用の手袋「フィッシンググローブ」の種類と使用メリットを紹介。冬の保温効果だけではなく、その他にも釣りをする上で重要な役割があるんです。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)
フィッシンググローブの素材
よく目にする釣り用のグローブの素材としては、人工皮革、ネオプレンやクロロプレン、合成ゴムなど数種類が知られています。もちろん、高価な価格帯のグローブには天然皮革などの商品もありますが、やはり、合成ゴムやネオプレン、人工皮革が主流と言えるでしょう。
特徴としては、ウエットスーツ素材でもあるネオプレンは厚さもあってクッション性能も持っているため、保温効果や対衝撃効果などが期待できます。基本的に保温効果を考えて、冬場の釣りに定番として使われます。
人工皮革や合成ゴムなどのグローブは、厚さも数タイプあり、これから秋にかけての暑い時期には薄手タイプを選ぶなど、外気温に応じて何種類かを持っていても良いでしょう。比較的、安価な商品も多く、数百円で入手できるものもあります。
形状の違い
釣り用のグローブはラインやハリを結んだり、エサを付けるなどの細かな作業をしやすくするため、指先部分をカットして指が露出するようになったタイプがあります。露出する指先の数で、3本出し、5本出しがある反面、一般的に冬場使用するような指を露出させないタイプもあります。
冬場はカットなしか、3本出しタイプをよく使用しますが、これは指先保温の役目が大きいようです。細かな作業を頻繁にする釣りでは3本出し、頻度が低い場合はカットなしで、必要な時にグローブを外して作業をすることが多いです。夏から秋の頃は気温の高さ、暑さも考えて5本出しタイプがオススメです。