イカメタルロッドとベイトリールのワンタックルで、タイラバ&イカメタルのリレー釣行に出かけた。両本命を手中にできた釣行をレポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・村山雅治)
北陸エリアでタイラバ&イカメタル
今回は北陸エリア(穴水沖)でタイラバ&イカメタルのリレー釣行。
主に北陸の穴水湾から能登内浦方面では、8月下旬はマダイのタイラバ、アカイカ(ケンサキイカ)のイカメタルなどがシーズンであり、タイラバは12月いっぱい、アカイカは9月いっぱいが狙い時となっている。
当日の状況
釣行日は8月21日。天候は、曇りのち晴れで、波高0.5~1m前後。凪の状況で、風速3m前後の非常に涼しく釣りやすい状況だった。
今回はタイラバ→イカメタルのリレー便で、14時30分~深夜0時まで。穴水港のNstyleさんのお世話になった。アオリイカ釣り専門の船として地元ではかなり有名な船である。釣行エリアは、タイラバでは七尾観音埼沖、イカメタルでは穴水沖。
当日のタックル
そしてタックルは、ロッドがMARINE STAGE IKA-METAL 662ML、リールがLIGHT GAME X ICV 150H-Lで、イカメタルロッドとベイトリールをベースにしたもの。
なぜ、イカメタルロッドベースでのタックルで挑もうと考えたか?それは、まず基本的に荷物が少なくなること。イカメタルロッドでも先調子、胴調子といったそれぞれタイプの違うものがあるが、タイラバに適したロッドや弾性についてどの調子がいいか確認するためだった。また無駄なロッドの購入を省くことも理由の1つである。
タイラバは基本的にアワセをせずにフックに「乗せる」という釣りで、イカメタルの場合は積極的に「掛ける」という釣りというイメージがあったため、ロッドの弾性は硬すぎず軟らかすぎない、初心者向けのタックルとして勧められたイカメタルロッドを選択した。ベイトリールの場合はタイラバもイカメタルもタナの深さの確認が重要になるので、カウンター付きのベイトリールを選択した。
まずはタイラバからスタート
深さは約70~85mほど、底がカケアガリになっているポイントでタイラバをスタートした。能登内浦ではタイラバはシーズン最盛期だったため、どのようなカラーのタイラバを使っても掛かってくるとのアドバイス。はじめのカラーは赤、潮の流れがかなり速いようだったので重さは120gを中心に攻めてみた。
船中では1投目からファーストヒットがあり、マダイが釣れてきているよう。マダイの活性は高いようだった。
ネチネチと攻めていると、しつこくアタリがあるのが分かるがなかなか乗らない。そこで、タイラバをカラーは赤のまま、80gの軽いものにかえてみた。そうするとファーストヒット!やっとアタリが明確に分かり、しっかりと魚にハリ掛かりしてくれた。引きが弱いので根魚かなと思っていたが、サイズが小さいながらもしっかりとマダイが掛かっていた。
このことから推察して、イカメタルロッドでやり取りする場合、かなりロッドティップが軟らかいためマダイの急激な三段引きをも吸収していたのではないかと考えられる。また、タイラバを軽くすると潮の流れが速い場合には非常に底が取りづらいといったデメリットがあるようだった。
最終的に60gのタイラバに変更し、カラーは赤で続けていった結果、タイラバでは64cmを筆頭に30~40cmを平均で6匹上げることができた。