8月19日、三重県津市の日本鋼管脇のテトラ帯に釣行。潮当たりがよく、魚影も濃いので人気釣り場だ。また、近接する香良洲漁港にも立ち寄った。本命マゴチをキャッチできた釣行をレポート。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・鈴木高仁)
香良洲漁港へ移動
日本鋼管脇のテトラ帯は切り上げたが、まだ日が高いので香良洲漁港へ向かうことに。このポイントは港内とそこから沖に伸びる堤防、そして隣接する海岸で釣りが可能だ。堤防は港内の船道を隔てて南北に分けられる。今回は港内の駐車場に近い南側堤防で釣りを行った。この堤防は先ほどの海岸と隣接しており、釣りができる面積は広い。
香良洲漁港の状況だが、堤防は漁港から一段低いせいか風の影響はほとんどない。当ポイントへの到着時刻は17時40分で潮止まり間近だ。風も弱いため波はなく、隣接する海岸も非常に穏やかな状況となっている。ちなみに堤防での釣り客はファミリー客が一組、堤防の付け根に一人いるのみだ。
釣行後半でも、やはりメタルジグを遠投しての回遊魚狙いとした。今回はジグの上に専用のサビキを結んでジグサビキにし、広範囲の魚にアピールできるようにした。また潮位は高いものの遠浅の海が広く続く。そのため、ジグの重量は18gに落として着底までの時間を稼ぐ作戦を立てた。
ベイトはサッパと仮定
外海に向け、堤防の先端へ移動しながらジグを遠投していく。しばらく投げ続けるが、反応は得られない。しかし、18時を過ぎたころに変化が。ベイトの回遊が始まったようで、海中に無数の魚影が現れた。同時に、先のファミリー客のサビキ仕掛けを見ると、サッパが回ってきているようだ。
ここでベイトはサッパだと仮定し、同サイズのルアーが扱えるライトタックルに持ちかえることにした。ライトタックルはロッドが6ft、2000番のリールにナイロンライン2号を巻き込んだものだ。大き過ぎる相手には心許ないが、リールのドラグを緩めに設定して対応することに。
タックルを変えた後、サッパの体型に近いバイブレーションで反応を探ってみる。サッパの群れの中には投げ込まず、少し離れた位置に投げて群れ近くを通過させる戦法だ。上層から底層まで縦に探ってみるがやはり反応は得られず。
スピンテールジグに変更
タックルを持ちかえ、試行錯誤しているうちに堤防の根元まで戻ってきた。時刻は既に18時20分を回っているが周囲はまだ明るい。ここでスピンテールジグにルアーチェンジし、最後の勝負に出ることに。
気がつくと堤防根元にいた釣り人は帰ってしまったようで、空いたスペースにお邪魔することにした。
待望のマゴチ30cm手中
堤防根元でサオを出し、ルアーで底層を丁寧に探ってみるとヒット!ラインに出るアタリは小さめだったが、リールのハンドルを握る手には確かな重みを感じた。
ラインを巻き取るうちに、頭を振るような手応えが伝わってくる。抵抗をいなしつつ、海面まで引き上げると現れたのはマゴチ。堤防が低いこともあり、そのまま抜き上げてキャッチした。
上がってきたマゴチを計測すると約30cm。最大1mに成長するマゴチの中では小さいサイズだ。手早く計測を終えた後、プライヤーでフックを外してリリースすることにした。日があるうちにサイズアップを狙うが後続はなし。時刻は19時を回って日が沈んだため納竿・帰宅することにした。