カワハギ釣りを考えるうえで、年間の動きと生態を知っておくことが重要だ。その時期が魚にとってどういうタイミングなのか理解し、それを反映した釣りを組み立てることが大切。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 編集部)
外道を避ける「高足アシスト」
カワハギ以外の外道を避けるには通常、(1)オモリを海底に着けずに縦の釣りでかわす(2)仕掛けを速く動かして本命だけがエサのアサリを捕食できるスピードでかわす、といった方法がある。
しかし、夏カワハギは大型のオス以外の活性はあまり高くなく、タナは海底付近が多くなるため、これらの方法ではうまく対応できない。そこで、従来の仕掛けに高足(アシスト)と呼ばれる間を設けることで、かなりの確率でゲストをかわすことができるようになる。簡単に着脱できる底上げの仕掛けだ。
オモリと一番下のハリの間を長くすることで、ゲストがいるタナより上から落とし込んで狙える。こうすることで、カワハギと仕掛け・エサが出会う確率を上げる。本命とゲストの活性や捕食スピードから考えると、高足アシスト使用時の落とし込み方法には3種類ある。
フリーフォール
仕掛けとエサの重さだけで落とす。縦と横のイメージは図のとおり。
テンションフォール
中オモリを使用、テンションをかけながら誘い下げ。
アピールフォール
集寄を使用、カワハギにアピールしながら下げる20~40cmの範囲で、アシストの長さを複数用意。どの高さから落とし込むか、状況に応じて使い分けることも重要だ。
※写真は2019年以前のものです。
<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>