8月1日、潮干狩りシーズンも気づけば終盤戦。今シーズン最後の潮干狩りは来年の豊漁を見据え、横浜にある「海の公園」へアサリの天敵「アカニシ貝」採集に行ってきました。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・尾崎大祐)
「海の公園」で潮干狩り
季節は本格的な夏を迎え、潮の引きはだんだん小さくなってきました。そのため、潮干狩りは終盤戦にさしかかってきているのですが…。実は海の公園の潮干狩りは開幕したばかり。コロナ禍の影響にて4月8日から6月30日まで潮干狩り禁止となっていたのです。
6月中、一時的に限定解除された日もありましたが、これらの日は潮が引かない小潮の日であったため、事実上の開幕は7月。しかし、梅雨の長雨が続き、海の公園での開幕戦は8月1日。予定より1ヶ月遅れというまさかの展開になってしまいました。とはいえ、これだけ長い間眠っていたポイント。貝はたくさんいるのではないかと予想し期待を膨らませ友人と2人で横浜に向かったのでした。
到着してみると海岸はガラガラ。皆さんコロナ禍で自粛しているのか、それとも貝がいないのか。一抹の不安が脳裏をよぎります。密とは無縁の海岸でした。
海の公園でのアカニシ貝採り
海の公園でのアカニシ貝のポイントは、やや沖のアマモの群生地帯。大潮の干潮時には大人の膝位の水深です。そこを念のためのアカエイ対策で足捜索、硬い石のようなものを足の裏に感じたら手で拾い上げる、といった感じ。
経験上、ここは他のアカニシ貝のポイントよりイシガニがいる可能性がかなり高いので、軍手は必ず装着するようにしましょう。
前半戦でアカニシ貝6個
海岸の人出に半信半疑になりながら、とりあえず前年にたくさん採れたアカニシ貝のポイントへ直行します。しかし、といいますか案の定、アカニシ貝もアサリもいません。
アサリがいると砂の中で少しずつ移動しているせいか、砂は少し軟らかくなっているのですが、歩いても歩いても砂はガチガチ。アサリがいる気配は全く感じず。不安は的中してしまいました。それでも前半戦は小型アカニシ貝を何とか6個。中身はさらに小さいような。
後半戦も苦戦
せっかく横浜まできてこのまま帰るわけにもいかないので、もうちょっと深いエリアも捜索。念のため友人と2人、あまり距離をとらず、海猿でいう「バディ」を組み、腰まで浸かる所までいきました。すると、前半戦よりも足の裏に硬いものを感じる回数は増えるも、本命率はむしろ低下。
後半戦の獲得数は小型2個。疲れはピークに。