お盆になると海には無数のクラゲが泳いでいるのを見たことがある人もいると思います。なぜお盆になるとクラゲは増えるのでしょうか。
(アイキャッチ画像提供:PhotoAC)
刺された時の対処法
では、気をつけてはいたものの、クラゲに刺されてしまった場合はどうすれば良いのでしょうか?
クラゲに刺された場合の注意点3つをご紹介します。
1. 刺された場所を触らない
触った時の刺激で刺胞からさらに毒が体内に入りこみ、悪化してしまう可能性があるため。
2.海水で洗い流す
真水は絶対に使用してはいけない(真水で洗うと浸透圧の影響により刺胞が刺激され、刺胞から毒針が出てしまう可能性がある)。
3.棘や触手の除去
ゴム手袋を装着して丁寧に丁寧にゆっくり取り除く(素手だと二次被害が起きてしまいます)。
「クラゲに刺されたら酢をかけろ」という言葉を耳にしたことがある人もいるかもしれません。有効な場合もあるようですが、中には逆効果になってしまうケースもあるようです。
余計なことはせず、3つのポイントを最低限の処置とし、すぐに病院で治療してもらうのが望ましいでしょう。
ヒトとだけではなくクラゲとも適切な距離を保って
2020年の夏、新型コロナウイルスの影響でどこの海も人は少なく、クラゲに刺される人もほとんどいないかもしれません。
そんな中でも、もし海で遊ぶ際はクラゲには気をつけ、一定の距離を保って(ソーシャルディスタンス)遊ぶようにしてください。
<近藤 俊/サカナ研究所>