ホーム釣り場である清水港でフカセ釣り。浅ダナ攻略法3つと併せて、木っ端メジナにアイゴ、クロダイと戯れた釣行の様子をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・杉本隼一)
清水港でフカセ釣り
7月20日(月)、筆者のホーム釣り場である清水港へ釣行しました。メインターゲットはメジナですが、状況によってはクロダイも狙うプランです。釣行当日は雲が多いものの時々晴れ間が広がる釣り日和に。ほぼ無風で海も穏やかですが、昼間になると徐々に気温が上がって蒸し暑くなりました。前日まで毎日のように雨が降ったせいか、表層に濁りが入っていたのでクロダイもチャンスがありそうです。
当日のタックル
当日使用したタックルは以下の通り。
・ロッド:エアエボリューション1.25号(5.3m)
・リール:インパルト競技LBD(レバーブレーキ)
・道糸:Bluemodel2号(ナイロンライン)
・ハリス:LEVEL1.75(フロロカーボンライン)※矢引き(1m)~1ヒロ半
・針:グレ針7号
・ウキ:00~G2(ウキ止めなし)
なお、ウキ止めは状況により使用しました。
使用したエサ
まきエサはオキアミ1.5kgに集魚材2種類と押し麦やコーンをブレンドしました。さしエサには生オキアミとハードオキアミに加えてクロダイに効果的な黄色い練りエサを用意。
浅ダナ狙いでスタート
のんびりと準備を済ませ、まずは状況を把握するために足元へヒシャク1杯分だけまきエサを撒きます。潮はゆるやかに沖へ払い出しているようで、釣りやすい適度な速さで流れています。
まずは魚のタナを探るためにG2ウキの全遊動で上層から底までサーチすることにしました。何投かしたところ中層から底付近では魚の反応が薄く、全体的に浅ダナに浮いていると予測を立てます。上層を集中的に探るとアタリが出るものの弱いアタリばかりで魚のやる気がない様子。スイッチを入れるべく、一定のリズムでエサを撒いていきます。
木っ端メジナにアイゴ
しばらくするとまきエサが効き始めたのか、木っ端メジナが釣れました。すぐにリリースし、再びエサを投入すると少しずつ良いアタリが増えてきました。ところが、コンスタントにアタリが出てもヒットせず。
アタリが出ないままエサが取られてしまうこともあるので魚がかなり浮いてきたようです。このままでは針に掛からないので仕掛けに対策が必要になります。もう少しこのまま様子をみているとアイゴがヒットし、ギュンギュンと竿をしならせます。アイゴはヒレに毒があるので刺されないよう慎重に扱いましょう。
今回は小型だったのでリリースしましたが、アイゴは意外と美味しい魚なので今後大きめのサイズが釣れたら食べてみることにします。
浅ダナ対策法3選
そろそろ仕掛けを変えようかと考えていると、押さえ込むようなクロダイのアタリが出ました。仕掛けが馴染んですぐのアタリだったので、かなりタナが浅そうです。ヒットするも最初の首振りで痛恨のハリ外れ。
サイズが良さそうな重みだったので悔しいバラシとなりました。クロダイをバラしてしまったところで浮いた魚を狙うべく仕掛けを変更することに。
今回の釣行で意識した浅ダナ対策3つを紹介します。
対策1:ウキの浮力を軽くする
釣り開始からG2ウキを使用していましたが、0浮力のウキに変更しました。仕掛けをゆっくりと沈下させることで食わせる時間を長く取ることが狙いです。ハリスの中央付近に極小のジンタンオモリを打つことで仕掛けを安定させます。
対策2:ハリスを短くする
1ヒロ半から始めたハリスを矢引き(約1m)まで短くしました。浅いタナでさしエサとハリスを素早く馴染ませることでアタリが出やすくなります。浅ダナに魚が浮いている時にハリスが長すぎると仕掛けが馴染む前にエサが取られてしまうことがあるので要注意です。
対策3:たまに仕掛けを張る
仕掛けが馴染んだ後もたまに仕掛けを張ってブレーキをかけることで、さしエサが浮き上がり浅ダナに浮いた魚を狙いやすくなります。適度に仕掛けを張ることでアタリが取りやすくなるメリットもありますが、仕掛けの張りすぎでまきエサの効いている範囲から外れてしまわないよう注意が必要です。