夏の釣りには、熱中症や脱水症といった命に関わる問題がつきもの。今回は「野池でのおかっぱり釣り」のシーンにおける服装選びについて解説します。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・川上克利)
おかっぱり釣りの服装選び
「おかっぱり」とは陸(おか)からの釣りを指します。船やボートなどを使わない陸からの釣りなので、費用を抑えて手軽に釣りをすることができます。
そんなおかっぱりのルアーフィッシングでは機動力が大事です。ランガンスタイルで魚がいるポイントを自分の足で探します。したがって、なるべく「身軽な服装」が有利なのです。重装備すぎると動きにくく機動力が落ちてしまうので、なるべく必要最小限の持ち物にしましょう。
夏のおかっぱりでの注意点
夏のおかっぱり釣りは、とにかく暑いです。アスファルトの照り返しで地上付近の気温がぐんぐん上昇することも。気温だけでなく、直射日光にも注意が必要です。気を抜くと熱中症で動けなくなってしまうこともあります。また、この時期は虫なども多いため、蚊やアブ、ブヨなどにも注意が必要でしょう。
野池フィールドのリスク
野池でのおかっぱりの釣りは足場も悪いことが多いです。ぬかるみだけでなく、草や木なども多いためサンダルでは危険なポイントもあります。
上記したとおり、蚊、アブ、ブヨの他にダニなどの感染症を媒介する虫もいます。また、毛虫などの身近な毒虫に「蛇」などもいるため、足を露出するのは常にリスクが伴います。ヤマカガシやマムシなどの毒蛇は死に至る可能性の高い非常に強い毒を持っているため、噛まれるのは絶対に回避しましょう。露出を避ければ、このようなリスクも大幅に軽減できます。
服装の選び方
次に、本題の服装の選び方について解説します。
シャツ
まずシャツです。非常に暑いため、半袖のシャツを着たくなりますが、半袖は日焼けもしますし虫刺されも多くなってしまいます。通気性の良い長袖のシャツがベターです。
ズボン
ズボンもできれば長ズボンが好ましいです。ただし、どうしても暑いのが悩みどころ。
そこで筆者は半ズボンの下に股引(タイツ)を着用しています。ホームセンターでも安く買える上に冷感の物まであるので、長ズボンに比べて非常に涼しく快適です。
靴(シューズ)
草の多いポイント、ぬかるみのあるポイントでは長靴が好ましいです。しかし、どうしても暑い場合は足が露出しないサンダルが良いでしょう。筆者の使っているサンダルは露出が無く、タイツと組み合わせれば虫刺されなども防げます。機動力を重視する方にはおすすめです。