【明石2020】投げマダイ釣り徹底攻略法 タックル・釣り方・ポイント

【明石2020】投げマダイ釣り徹底攻略法 タックル・釣り方・ポイント

メジャーな魚だけれど、陸っぱりからはなかなか釣れない魚の代表として挙げられるのがマダイではないでしょうか?今回は神戸の投げマダイ釣りを紹介。

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(アイキャッチ画像提供:WEBライター・松尾幸浩)

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海釣り 投釣り

投げマダイの魅力

魚の王様・マダイの魅力は、何といっても近場で大物が釣れ、強烈な引きで釣趣よし、味よし、姿よしと、投げ釣りでは最高のターゲットとなります。最近では漁協などが放流事業も進めているので、年々魚影も濃くなり、大阪湾から明石海峡といえば、その地形が織り成す複雑な海流がブランド魚を育てる好釣り場となり、シーズンになるとマダイ釣りも大盛況となっています。

マダイの季節はやはり4月ごろから5月いっぱいで、春の「乗っ込み」と呼ばれる時期。深場から産卵のために浅い沿岸へと回遊するので、50~70cmの大型をヒットさせることができます。この時期のマダイは「桜ダイ」と呼ばれ、語源は桜色の体に花びら模様の斑点が見られることだとも言われています。そして、梅雨に入った6月から梅雨明けの7月末まで。最後は10月~11月の落ちの季節も狙うことができます。

【明石2020】投げマダイ釣り徹底攻略法 タックル・釣り方・ポイント陸っぱりからこんな良型が釣れる(提供:WEBライター・松尾幸浩)

夜釣りが基本

船釣りでは日中でも十分釣れますが、投げ釣りの場合はストレスが少なく、警戒心が薄れる夜釣りの方が確率も高くなり、夜明けまでがチャンスとなります。これはマダイに限らず、投げの大物は夜間に釣れることが断然多いです。

そんな夜釣りですが、昼間の釣りとは違って暗いため視界が限定されるなど不便な点も多いので、できれば明るいうちに釣り場に入り、周囲の様子を十分に確認しておくことをお勧めします。四季を問わず夕闇の海辺は魅力的。まして、暑い時期には夜風が心地いいです。

釣り場&釣行タイミング

釣り場は神戸市といっても西部がほとんどで、東側から須磨周辺、塩屋海岸、垂水漁港周辺、そして西の端が舞子周辺になります。

釣り場全体が激流で有名な明石海峡の潮の影響を受けますので、流れは速く、非常に釣り難いと思われがちです。しかし、潮時表で確認し、狙う潮を決めて釣行すると思ったほど苦になりません。とはいえ、私も釣行は比較的釣りやすい小潮回りを選んでおり、基本は干潮の潮止まりから満潮の潮止まりまでを狙っています(中には引き潮を狙う釣り場もあり、逆の満潮の潮止まりから干潮の潮止まりまでを狙う場合もあります)。

そして、潮回りも大事ですが、マダイは警戒心の強い魚ですから、一番は天候でしょう。夜釣りでもベタナギが続く安定した天候よりも、やはり少し波が出た日とか、濁りがある荒れ後を狙うのがベスト。特に須磨海水浴場では浅いですが、荒れた日には一文字波止の内側まで回遊してきますので、50cm~60cm級の大型がヒットして驚かされることもよくあります。また、西部一帯に大きな河川がありませんので、大雨後の強い濁りの影響はほとんどありません。

投げマダイのタックル&エサ

投げザオは4m前後のオモリ負荷30~35号クラスで、パワーのある大型リールがよく、大物と対峙する場合もありますからQDドラグ搭載なら安心できます。ミチイト4号200mに12号~4号のチカライトをつなぎ、オモリはL型テンビン六角オモリ30号をセット。ハリスは8号を1.5ヒロと長めに取り、ハリはビッグサーフ16号や丸セイゴ17号の1本バリ。ハリのチモトには夜光玉を1個~3個入れます。置きザオにして狙いますから三脚をセットして、アタリを取るためにもサオ先にはサオ先ライトを必ず取り付けて下さい。

【明石2020】投げマダイ釣り徹底攻略法 タックル・釣り方・ポイント私のタックル(作図:WEBライター・松尾幸浩)

エサは高価ですが本コウジかタイムシがベストです。地堀りの袋ムシ(イチヨセ)があればこれも特効エサとなります。ない場合にはマムシやアオイソメでも代用できますが、効果は薄いでしょう。

時合いになるとマダイにアピールできるように虫エサはたっぷりと刺し、本コウジは1匹掛けにします。遠投する場合は中の水分を抜いて下さい。高価なので、大きなものは縦割りで二分割してもOKです。

そして、夏場の夜釣りの必須アイテムは虫除けスプレーです。蒸し暑い夜には蚊が多く、これがなければ釣りに集中できないので、必ず持参して下さい。勿論、キャップライトもです。電池切れなどもあるので、もしものためにも予備があれば安心です。

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