6月27日(土)、南房乙浜の有希丸で出船、アカハタ狙いのロックフィッシュゲームを楽しみました。この釣りの魅力、タックル、釣り方などを紹介します。
(アイキャッチ画像提供:週間つりニュース関東版・白井亜実)
有希丸でロックフィッシュゲーム
6月27日(土)、南房乙浜の有希丸で出船、アカハタ狙いのロックフィッシュゲームへ。私がこの釣りに魅了されて3年。竿先がガコッと入る気持ちいいアタリに思い切りアワせて、竿に重量感を覚えた瞬間、根に潜ろうとするパワーで竿先が引き込まれ、楽しいやり取り。水面に現れたオレンジの魚体は美しく、南房の豊かな海で育った魚は本当に美味しい。
「九州などの暖かい地方でしか楽しめない」と思っていたロックフィッシュゲームが地元・千葉でできると知ったときは、感激しました。
ロックフィッシュのタックル
有希丸は、乙浜港から10分程度の近場に点在する根周りを攻める、非常に繊細な操船をこなしながらも、気さくに釣り人を盛り上げてくれる吉田幸浩船長にはいつも楽しませてもらっています。
ロッド
この釣りでは根周りを狙います。水深20m前後でも、水深の半分もある高根があったりするので、根掛かりのリスクが高いです。そのため、竿は根に負けないバッドパワーと、アタリを弾かないしなやかさを兼ね備えたロックフィッシュ専用竿がのぞましいですが、エギングや、ひとつテンヤ、ライトゲームロッドでも代用は可能です。
リール
スピニングリールは中型の3000番程、もしくは中型両軸リールにPEライン0.8号。リーダーとしてフロロカーボライン4号を2ヒロ(約3m)FGノットで結束。根がかりで高切れする恐れがあるので、PEラインを巻いた替スプールやリール、リーダーを用意しておくと安心。
ビギナーは着底後の立ち上がりが早い両軸リールをオススメします。
リグ・仕掛け
40g前後のジグヘッドに4インチ前後の魚や甲殻類系のワーム。または、バス釣りでは定番の遊動式のテキサスリグもいいですね。
ひとつテンヤの釣りに慣れている人や、ルアーでは食い渋る状況なら、8~10号のテンヤに冷凍エビという組み合わせもありです。(エサは持参するか、乗船前に購入)。根掛かりが多い釣りなので、仕掛けは多めに用意しましょう。
ロックフィッシュの釣り方
釣り方はとてもシンプル。根の形状によって常に変わっていく水深と、船の動きに合わせて、なめるように底を取り続けることが基本。エサ取りのアタリが多く、潮が流れていない場合は、竿をシャクッて巻き取りながら下げていく「リフト&フォール」で誘います。