南房ロックフィッシュゲームで36cm良型アカハタ【千葉・有希丸】

南房ロックフィッシュゲームで36cm良型アカハタ【千葉・有希丸】

6月27日(土)、南房乙浜の有希丸で出船、アカハタ狙いのロックフィッシュゲームを楽しみました。この釣りの魅力、タックル、釣り方などを紹介します。

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(アイキャッチ画像提供:週間つりニュース関東版・白井亜実)

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ロックフィッシュ実釣編

有希丸に9人が乗船。乙浜港から10分程度の近場に点在する根周りを攻める。吉田幸浩船長は、非常に繊細な操船をこなしながらも、気さくに釣り人を盛り上げてくれました。

気温が上がり、風はほとんどなく快適だったものの前日のウネリが残り、水温が安定せず霧が立ち込め厳しそうな状況です。

アカハタがダブルヒット!

「どうぞ。水深20m」という船長のアナウンスでキャスト開始。しばらくすると、ミヨシで竿が曲がり、勢いよく抜き上げられたのは、30cm級。

船が流れて、底がゴツゴツしてきたところで、根掛かりに注意しながら慎重に引いていると、ゴゴッと、右胴の間の私にも待望のアタリ。少し流れが速かったので、ひと呼吸おいて、思い切りアワせると、ずっしりと重みがあり、根に張り付いた魚を浮き上がらせるようなイメージで巻き上げます。のんびりしていると、根に潜られてそのまま出てこなくなってしまうので注意が必要です。

「根魚はあまり引かない」というイメージがありますが、浅場のアカハタはググッと根に潜ろうと抵抗するように竿先を力強く引き込みます。

私のファイト中には左隣の人の竿も大きく曲がりダブルヒット。「きたぞ~」と船長が盛り上げます。私は31cm、もう一方は33cmの本命♪

南房ロックフィッシュゲームで36cm良型アカハタ【千葉・有希丸】チャンスタイムにダブルヒット(提供:週刊つりニュース関東版・白井亜実)

ゲストは20㎝超えカサゴ

その後も、釣り座に関係なくポツポツと本命が上がりますが、小型も多数交じり、ワームの大きさの半分にも満たない魚が元気よくバイトしてくれたので、エアー抜きをして優しくリリース。

この魚は成長するとメスからオスへ性転換するため、むやみに持ち帰れば個体数がどんどん減ってしまい、この釣りを続けることができなくなるので、できるだけリリースを。この日は乗船した人すべてが小型はリリースしていました。釣り場の未来のためにも協力しようという気持ちに感激しました。

その後は、なかなか活性が上がらないものの、20cm超えのカサゴが元気。この魚もとても美味しく、嬉しいゲストです。

南房ロックフィッシュゲームで36cm良型アカハタ【千葉・有希丸】みんなが本命に笑顔(提供:週刊つりニュース関東版・白井亜実)

当日最大のアカハタ36㎝

中盤、ゴツゴツとしたいい根にさしかかったところで、右隣りの女性にヒット。その様子を見ていると、私にもアタリ。この釣りでは、誰かが掛けたら、チャンス到来。

終了間際、右ドモの人に大物を予感させる大きな竿曲がり。上がってきたのは、同船で当日最大となる36cm。計測中にも、ミヨシでは重量感のある良型が抜き上げられ、これも測ると35cm。

南房ロックフィッシュゲームで36cm良型アカハタ【千葉・有希丸】30㎝オーバーのいいサイズ(提供:週刊つりニュース関東版・白井亜実)

船上が再び盛り上がったところで沖上がり。この釣りは、気温・水温の上昇とともにハイシーズンを迎え、高活性時には40cm超えが多数上がることも。私もこの40cmを目標に、またチャレンジしたいと思います。

南房ロックフィッシュゲームで36cm良型アカハタ【千葉・有希丸】アカハタ釣りを楽しみました(提供:週刊つりニュース関東版・白井亜実)

有希丸でのイベント情報

有希丸では、年末にかけて、アカハタ2尾のサイズを競う「アカハタダービー2020」を開催中。

レンタルタックル完備で、たびたびビギナーズラックが起こる釣りなので、気軽に楽しみましょう。南房のロックフィッシュゲームで熱い夏を過ごしませんか♪

<週刊つりニュース関東版 白井亜実/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
有希丸
出船場所:乙浜港
この記事は『週刊つりニュース関東版』2020年7月10日号に掲載された記事を再編集したものになります。