晩春から初夏は、浅ダナ両ダンゴでのヘラブナ釣りが最盛期を迎える。しかし、梅雨の晴天時は一筋縄でいかないことも。今回は、同パターンの対応策を解説しよう。
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『曇天=浅ダナ』という罠
梅雨時は曇りの日であっても気温と水温が上昇し、魚の活性が著しく低下することもある。『今日は曇っているので浅ダナから入ろう』と竿を出したもののアタリが遠いような時は、晴天時と同様に深場や流れ込みの付近を攻めると案外簡単にヘラブナからの反応が得られたりする。
雨待ちのような分厚い雲が空一面を覆っている日であれば、浅ダナで勝負できるかもしれないが、薄い雲が直射日光を遮る程度の日は晴天時の釣りに軍配が上がりやすい。
いかに梅雨といえども釣行日が雨天になるとは限らない。理想は雨の日に浅ダナ両ダンゴやヒゲトロでテンポよく枚数を重ねていくことだろうが、梅雨時の晴天はもはや『夏』だ。事前に気象情報を確認しておいて釣行日が晴れの予報であれば、夏の釣りである『マヅメ』『深ダナ』『流れ込み』を意識することで釣果を伸ばしていこう。
梅雨のヘラブナ釣りでの注意点
何度も言うように梅雨の晴れ間は夏そのもの。パラソルで直射日光を避ける事は勿論、十分な水分と熱中症対策の塩飴やタブレットも忘れずに持っていきたい。
近年はゲリラ豪雨と呼ばれる突発的な大雨も頻繁に発生している。晴天だからと気を抜かずに、急な雨でも対応できる準備をしておくことをお勧めする。
<楢崎人生/TSURINEWS・WEBライター>