愛知・南知多のアオリイカはゴールデンウィーク明けから釣れ始め、梅雨入りして本格化し、今がベストなタイミングだ。6月14日に700g頭に本命2杯を手中にした釣行をレポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・伊藤康二)
南知多でエギングゲーム
南知多エリアでアオリイカを狙うには、エギングが一番効率が良いだろう。南知多エリアは水深が浅く1~3mまでで、場所によってはもう少し深い所はあるものの基本的に浅い。
今年は冬場の高水温で早めの開幕が期待されたが、藻の生育が悪く、いつもなら藻場が数多くあるはずのポイントにも藻場がなく、例年よりもサイズ、数ともに少なく感じる。
コロナウイルスの影響で釣行できない日々を過ごしていたが、ようやく5月に外出自粛が解除された。南知多の漁師や地元民の情報だと、今年は群れの接岸が少なく、サイズもイマイチとのこと。解除後何度かエギング釣行へ行くもボウズ。しかし、周りはポロポロと回遊アオリが釣れているらしい。そこで、回遊ポイントでタイミングを伺うことにした。
当日のエギングタックル
当日はロッドがエギングロッド8.1ftに2500番のスピニングリールをセット。道糸はPEライン0.6号にリーダーはフロロカーボンライン2号、エギは3.5号を使用した。
当日の状況と攻め方
南知多の某有名ポイントへ朝4時に到着。風も弱くほとんど無風に近いのに、思ったよりも人が居ない。準備を済ませ堤防を歩いて行くと、人が少ない理由がわかった。前日からのウネリが残り、濁りもあるからだ。アオリイカが嫌がるほどの濁りではないが、ウネリが厄介だ。
すぐさまウネリの影響が小さい内側も確認すると、濁りは少ないので、潮通しが良い堤防先端へ移動する。堤防先端は外洋から少しウネリが入るが釣りは成立しそうだ。
攻め方としては、アマモの周りで潮が流れて堤防に当たる所を、移動距離を抑えたシャクリでじっくりとエギを見せて抱かせる。もちろん濁りにも対応しているエギの選択は必要だ。
最初のポイントは空振り
内側のアマモの周り、アマモの上を攻めるが反応がない。次に航路筋のボトムを丁寧に探る。しかし、ここも反応がない。1級ポイントの外側と内側の潮が当たっていて、アマモが一番生えているポイントを攻める。ここは丹念にじっくりとエギを見せながら攻めるが……。ここも反応がない。
前日のウネリが酷かったのか?粘る?粘らない?ここは粘っても釣れないと判断し、ポイントを移動することにした。
ポイント移動でアオリの反応
次も某有名ポイントなのだが、こちらは先ほどのポイントと違い、ウネリもないが濁りが多少ある。風は横風微風なので問題はない。ここで狙うのは回遊してくるフレッシュなアオリイカ。ここは潮が当たる岬状に張り出した沈み根が何ヶ所かある好ポイントだ。
下げ潮なので左から右に潮は流れている。狙うは岬状に張り出した沈み根に潮が当たり、ヨレができたエッジ部。ここにエギが自然に流れて入るようにキャストし、コントロールしながらシャクリを入れる。うまくエギが狙いの場所に入った時、ラインが勢い良く引っ張られた。すかさずアワせるも、残念ながら乗らなかったため、フォローのシャクリを入れるも次の反応がない。
夜光系エギで700gメスイカ手中
これはエギを見つけにくいのか?と判断し、ケイムラ系から夜光系にエギをかえる。再度同じようにエギをトレースしていくと、ラインにハッキリしたフケアタリ。しっかりアワセを入れ、今度はきちんとフッキングした。
あまり引かず上がってきたのは、グラマラスできれいな700gのメスのアオリイカ。私はメスのアオリイカを釣るとオスと交接しているか確認するのだが、このメスのアオリイカはまだ交接していない。と言うことは、接岸したての個体である。
ここで追加を狙うも空腹に耐えきれないのと、ポイントを休める意味でお昼休憩する事に。お昼ご飯を食べに移動。南知多名物「山太のしらす・アカアミの2色丼」これが絶品だ。800円とリーズナブルなので一度ご賞味あれ。