6月10日(水)、テナガエビを釣りに東京都葛飾区にある都立水元公園へ出かけた。この日の釣果は脱皮したばかりの小さな固体が多く、時期がまだ早いように思われた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・岩井一彦)
水元公園でテナガエビ釣り
15時半、公園中央入り口に到着。公園のシンボルになっている水元大橋に向かう。
晴天だが風があるので暑さは感じない。水量は多く薄濁り。ポイントは橋脇の護岸の切れ目の前にある乱ぐい周り。くいの近くにはスイレンなどの水生植物が茂り、エビの生息環境としては好条件だ。
当日のタックルと仕掛け
タックルは1.8mのノベ竿にミチイト0.6号を竿いっぱい。
ハリスは0.3号5cmで新半月タナゴバリを結んだウキ釣り仕掛け。玉ウキを使用し、8mm軸付きセル玉をゴム管止めした下に5mmの中通しセル玉を1個付け、ウキ全体がゆっくりと沈む量の板オモリを中通し状に巻く。
エサは赤虫を1匹通し刺し。くいの近くは周囲より窪んで水深約80cm。ウキが水面下10cmぐらいになるようにウキ下を調整した。
放置釣法でテナガ連釣
16時すぎに開始。アタリを求めてくい周りを丹念に探ると5分ほどで水中ウキが動く。そのまま様子を見ていると親ウキが水面まで上昇。そこで聞きアワせると、手応えを感じたが軽くなってしまった。何かいそうだ。
その後も同じ様なアタリが出るが空振りの連続。そこで置き竿にして3分ほど放置して、そっと竿を上げるとピチッ、ピチッとエビ特有の手応え。静かに抜き上げると、尾羽根をパタパタさせながら透明感のある体長5cm(ハサミの部分は含めず)が上がってきた。ハサミが短いメスで、抱卵していたので丁寧にリリース。
それからはウキの動きで判断するのではなく、3~5分放置して竿を聞き上げるとよく掛かった。まだ脱皮したばかりの小さい固体が多いようで、ウキにアタリがでにくいようだ。
当日の最終釣果
17時すぎ、日が陰るとウキがよく動き、クチボソやチチブに交じってぽつぽつと釣れた。さらに好転を期待してウキが見えなくなるまで粘ったが、結局、体長4~5cmを13尾釣って納竿した。
効率よく数を釣るには2、3本竿を並べて出したほうがよさそうだ。7月中旬が狙いめだろう。
<週刊つりニュース関東版 APC・岩井一彦/TSURINEWS編>
都立水元公園