人気ルアーターゲットであるシーバス。シーズンごとに攻め方がかわることも、ファンが多い理由の一つです。今回は初夏の河口域に的を絞って、筆者的シーバスの必須ルアーを解説していきたいと思います。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・川上克利)
シーバスゲームの概要
シーバスとはスズキと言う魚を指す名前です。同魚をルアーで狙うのがシーバスゲーム。高いゲーム性を持ち、数あるルアーフィッシングの中でもトップクラスの人気を誇ります。シーズンごとに異なるパターンが存在し、一筋縄では釣れない点もゲーム性を高める要因でしょう。
初夏の河口域の特徴
今回の記事ではこれからの季節、「初夏」の河口域でのシーバスゲームに的を絞って解説していきたいと思います。
ひと口に河口と言っても、海からの距離でベイトが違ったり、気温や川の水量などで魚の着き場が刻一刻とかわっていきます。これが河口の難しさでもあり、面白さでもあります。
地域差がありますが、シーバスは気温が上がってくると川を上る個体が一定数います。筆者の経験では5月下旬からは淡水域でも釣れます。しかし、河口周辺にとどまる個体もいます。一概に「このルアーを投げれば絶対釣れる」と言うのはないですが、パターンや地域ごとのベイトを見極めることで数釣りもできる時期です。
初夏の河口域でオススメのルアー4選
筆者的なオススメルアーを紹介します。
1.バイブレーション
この時期の必須ルアーです。広範囲にスピーディーに探りたいならコレ。サーチベイトとしても有効です。
2.ミノー
表層からレンジを刻むことができるので、フローティングタイプのものがオススメです。バイブレーションよりもゆっくりアピールしたい時に出番です。
3.ワーム
この時期に数釣りをしたいのであれば効果的です。食い渋った個体にも口を使わせることができますよ。
4.メタルバイブ
バイブレーションとの使い分けで、さらに釣果を伸ばすことができます。使い分けについては後述しますが、水深のあるポイントやバイブレーションよりもさらに飛距離が欲しい時に使います。
基本的なルアーの使い分け
まずはベイトを見極める必要があります。稚アユやボラッ子など、サイズの小さいベイトを捕食している場合はワームやメタルバイブがオススメです。メタルバイブはシルエットを抑えながら飛距離も稼げるので、ベイトが小さい時も有効です。
ベイトのサイズが大きい場合はミノーが有効です。バイブ系ルアーよりも遅いリズムの波動でアピールすることができます。速い動きのルアーに反応しない、待ち伏せをしている個体に口を使わせることができます。
バイブレーションはメタルバイブよりも浅いレンジを攻める時に活躍します。メタルバイブよりもフォールスピードが遅いので魚に見せることができるのも強みです。
安全第一で楽しもう
いかがだったでしょうか。地域差やベイトの違いがあるので一概には言えませんが、基本としてルアーをベイトに合わせるのはどの地域でも同じです。この時期はエイも動き出す時期なのでウェーディングなどをする際は気をつけてください。3密を避けることはもちろんですが、安全第一で初夏のシーバスを楽しみましょう。
<川上克利/TSURINEWS・WEBライター>