大怪我にも繋がりかねないハリ先やフックの扱い方 消しゴムが大活躍?

大怪我にも繋がりかねないハリ先やフックの扱い方 消しゴムが大活躍?

釣りの仕掛けには必携のアイテムがハリ、フックだ。釣っている最中にも安全には気を遣いたいが、移動時などフラフラとさせたままだと非常に危険だ。今回は、ハリやフックの鋭いハリ先を保護すると同時に、危険を回避しながら運ぶ工夫を紹介したい。

(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

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お役立ち その他

サビキや胴突きの場合

サビキ釣りや胴突き仕掛けの場合は、幹糸から出たエダスの先にハリが付いていて、それが複数本ある事が多いだろう。サビキ仕掛けの場合はハリ数も多く、ハリ1本ずつをカバーするとなると大変な手間がかかる。

そこで、便利なのが市販時に収められているパッケージを使う方法。サビキ仕掛けは実際にサビキを巻いてある型紙とそれを覆うビニールなどのパッケージがある。仕掛けを取りだした後、ゴミ袋に入れて捨ててしまう事が多いのだが、型紙とパッケージを破らずに置いておくとよい。

大怪我にも繋がりかねないハリ先やフックの扱い方 消しゴムが大活躍?型紙とパッケージを再利用(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

市販時のようにきっちりとは収納しなくても、型紙に仕掛けを軽く巻き取り、枝バリはそのままフリーにしたままで市販のパッケージにそっと入れ直す。こうする事でハリはビニールパッケージの中に入るので安全だし、仕掛けが振られないので、それ以上絡む事もない。

注意点としては、市販時に付いている仕掛けの端の部分。竿側とオモリ側があって、それぞれ型紙の切れ目で止めてある。使用した後に収納する場合も、この方向を正しくしておく事で、再び取り出す時に絡みにくくなる。

大怪我にも繋がりかねないハリ先やフックの扱い方 消しゴムが大活躍?仕掛けの方向を正しく収納(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

また、取り出す時にそっとゆっくり巻き取っている仕掛けをほどいていく事。ここで乱雑に扱うと仕掛けが絡んで、せっかく収納にかけた時間が無駄になる。

段ボールとビニール袋を利用

自宅で余っている段ボールとビニール袋を持参しておけば、パッケージ利用で収納&移動するのと同じ方法ができる。段ボールはスマホ程度の大きさにカットしておくと収納しやすい。カットした段ボールの大きさに近いビニール袋を持参しておくだけでOK。

大怪我にも繋がりかねないハリ先やフックの扱い方 消しゴムが大活躍?段ボールとビニール袋(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

ビニール袋は100円ショップでも売っている、食品保存用のフリーザーパックなどで小さなタイプを入手して、その大きさに合わせて段ボールをカットして持っていくのも良い。移動時に使用するだけなので、家族3人での竿出しならMAX3セットがあれば事足りるはずだ。

ハリ先をカバーする方法

ハリ数が少なければ、ハリ先をきっちりとカバーするだけでも絡みや引っ掛かりなどのトラブルも回避しやすくなる。そこで、ハリ先をカバーする簡単な方法を紹介したい。

EVAボードを利用する

100円ショップなどで売られているEVAは柔らかくて水にも強く、弾力がある素材で、身近で言うとビーチサンダルなどに使われている素材だ。100円ショップに行くと、EVAボードとして下敷きのような大きさで1枚のボードとして売られている事が多い。

大怪我にも繋がりかねないハリ先やフックの扱い方 消しゴムが大活躍?EVAボード(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

それを1cm角か5mm角にカットして小さなケースに入れて持参しておく。移動時にはハリ先をEVAに突き刺しておけば、ハリ先がむき出しにならず安全だ。EVAの注意点としては、軽量で風などに飛ばされやすい事だろう。

大怪我にも繋がりかねないハリ先やフックの扱い方 消しゴムが大活躍?セットした状態(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

消しゴムを利用

EVA素材と同様、ハリ先を突き刺して隠してしまう方法に消しゴムを利用する事もできる。我が家でも消しゴムはついつい使い切っていない消しゴムがいくつもある。それをサイコロ状にカッターでカットして持参する。移動時にはハリを消しゴムに刺しておく事でハリ先を隠す事ができる。

大怪我にも繋がりかねないハリ先やフックの扱い方 消しゴムが大活躍?消しゴムをハリ先にセット(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

EVA、消しゴムともに、ハリの大きさに合わせてカットできるので汎用範囲が広く便利だ。

<松村計吾/TSURINEWS関西編集部>