栃木県鹿沼市を流れる大芦川上流は、東北道鹿沼IC利用で40分ほど。水の透明度が抜群の里川で、利き鮎グランプリ準優勝と、アユの美味しさにも定評がある。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース特別版 APC・谷知典)
大芦川上流を紹介
川遊びができる河川として整備されており、アユはもちろん渓流魚の放流量も多く、今年、種苗は鶴田湖ダム湖産39000尾、鶴田ダム、七色ダム湖産ハイブリット52000尾、海産39000尾の計13万尾となっている。
天然遡上はないが、美味しさには定評があり2015年、2017年と2018年の3回、食味を競う「利き鮎グランプリ」で準優勝の実績。
ポイントは、下大久保堰より下流は小倉川漁協の管理区域となり、釣り券が異なる。湖のセキから上流の塩沢橋~鹿ノ入り橋、芦の子橋、小川橋、旧字穴橋、字穴橋までが放流区間となる。字穴橋の大鳥居より上流まで遡上するが、この辺りが上限だろう。
私は空いている神舟神社の最下流部や、古澤林業跡地から大芦自然クラブ間をメインフィールドとしている。水温がかなり低い河川なので、解禁日以外はのんびり到着して、アユがハんでいるのをよく視認してからポイントを選んだほうがいい。
タックルについて
タックルは7m前後の支流竿で問題ない。広範囲を探るなら8~8.5mがお勧め。仕掛けは、泳がせ釣りの場合、石が大きく巻かれて切られることが多いので、極端な細イトよりワンランク上の水中イトかつけ糸を太めに、長く取ったほうがいい。
イカリやチラシどちらに分があるというわけではないが、浅いチャラ瀬が竿抜けになっている場合が多く、チラシバリが真価を発揮するケースもある。
また、水温が低く水の透明度が高い河川にありがちな石の見立てで真っ黒い石は、アカ腐れの場合が多く、黄色い石を狙うようにすると思わぬ釣果に恵まれるかもしれない。
<週刊つりニュース特別版 APC・谷知典/TSURINEWS編>