釣りの『仕掛け』を自作しよう:胴突き 『8の字結び』でエダス接続

釣りの『仕掛け』を自作しよう:胴突き 『8の字結び』でエダス接続

サビキから深海釣りまで様々な釣りに使用される胴突き仕掛け。実は作り方によっては簡単にできてしまう。今回は、『8の字結び』でエダスを接続方法を解説しよう。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

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エダス取り付けの注意点

幹糸にエダスを取り付けるために8の字結びを利用すれば、ほかにアイテムなども使用せずに仕掛けができる。胴突き仕掛けのエダスを付ける場合はいくつか注意点がある。

1.幹糸の長さを決めておく

8の字結びをする際には、輪の中に端糸を通す必要があるので、作りたい胴突き仕掛けの長さにあらかじめ幹糸をカットしておく必要がある。実際に作りたい仕掛けの長さよりも幹糸は少し長めにカットしておくと後で調整がきく。

ハリ数が多い場合は、エダスの間隔を予定よりも広くしてしまうと幹糸の長さが足りなくなる場合もあるので、事前にエダスの数や間隔などを考慮して、幹糸の長さを決定する。

2.糸の方向

胴突き仕掛けの場合、エダスの先にはハリが付いている。そして、幹糸も上部(竿側)とオモリ側があり、仕掛けを作る際には方向を間違わないように注意したい。

エダスの先にはハリが結ばれていると仮定すると、方向は幹糸の上部(道糸との接続方向)とハリの付いている方向を合わせる事。つまり、幹糸を立てた状態で、ハリの付いているハリスが上に向くようにするのが一般的だ。

理由は、水中ではハリやエサの重さで下へと沈下しようとするのを、ハリスの張りで止め、外に開くような形にしたいから。ハリの方向が下を向くと、幹糸に沿って垂れ下がってしまうので絡むなどの不都合も生まれてくる。

3.複数エダスの取り付け順

エダスを複数出す時の注意点としては、取り付けていく順番だ。基本としては上部のハリから取り付けると簡単だ。まず1番上のエダスを取り付ける。この時にハリを結んでない方のハリスと下部に当たる幹糸を8の字の輪を通す端糸にする事で、ハリを輪に通さなくてもよくなる。

方向が明確になるように、エダスを取り付ける前に、幹糸の一番上に8の字結びでチチワを作っておき、サルカンを取り付けておけば良いだろう。

そうして最初のエダスを取り付けたら、次は上から2番目、3番目と同じように8の字結びで取り付けていく。これを逆にしてしまうと、端糸を輪に通す時、事前に取り付けたエダス、ハリごと輪に通さなくてはならなくなり、ハリ数が増えるほどに絡むなどのトラブルだらけになってしまう。

釣りの『仕掛け』を自作しよう:胴突き 『8の字結び』でエダス接続エダスの取り付け順(作図:TSURINEWS関西編集部・松村)

予定のエダスの数を取り付けたら、最後はオモリを繋げるスナップに結ぶ。この時もチチワを利用すると楽ちんだ。このように胴突き仕掛けはハリを結ぶ以外に、8の字結びだけで自作できてしまう。

<松村計吾/TSURINEWS関西編集部>