近年一部のアングラーの間で熱く盛り上がっている『雷魚フロッグゲーム』。始めるにあたって必要な道具、費用などを解説しよう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・川上克利)
そもそも雷魚ってどんな魚?
雷魚は1900年代に日本に食用として輸入されたとされるスズキ目の魚です。日本で釣れる雷魚は主にカムルチー、タイワンドジョウの2種類です。カムルチーの方が大型になり、最大で90cmから1mを超える個体も出てきます。
タイワンドジョウは釣り人の間ではライヒーと呼ばれ、カムルチーほど大きくはなりません。最大でも60cmほどです。雷魚は強靭な顎を持っており、その顎で小魚や水辺のカエルなどを捕食します。大型のウシガエルをも襲う獰猛な性格を持つ魚です。
雷魚フロッグゲームの魅力
フロッグとは中空ルアーとも呼ばれる中が空洞になっているソフトルアーです。雷魚ゲームを1番楽しめるのはやはりフロッグでしょう。フロッグゲームの醍醐味は、水面に出てくるド派手なバイトです。ワームでも雷魚を釣ることは可能ですが、迫力満点の捕食シーンが丸見えのトップウォーターゲームは格別です。
雷魚フロッグゲームのタックル
雷魚ゲームには雷魚専用のタックルを使う事が望ましいです。雷魚ゲームのように水草(カバー)の中から大きな体の魚を釣ろうとするシチュエーションがあると、バスタックルではパワー不足なのです。もしバスタックルを雷魚のカバーゲームで流用しようとするならば、ロッドはH以上、ラインは最低でも50lb以上の物を使うようにしましょう。
ロッド
雷魚ゲーム専用ロッドが望ましいでしょう。今は各メーカーさんから専用ロッドが何本も出ています。安い物なら1万円前後で買える物も出ています。高い物なら5万円を超える物までありますが、自分の予算に合ったロッドを選びましょう。
リール
リールは太いラインが多く巻ける物が必要です。糸巻き量の多く、丈夫なベイトリールであればどんなリールでも大丈夫です。雷魚アングラーの間ではアブガルシアのアンバサダー6000番台が多く使われています。昔からあるリールですが丈夫で壊れにくく、またパーツが少なくメンテナンスしやすいという面もあります。アンバサダーも安い物なら新品でも1万5千円ほどで買えるのでオススメです。
ライン
雷魚ゲームでは70lb以上の太いPEラインが使われます。カバーゲームも視野に入れて考えると80lb以上のラインをオススメします。ラインは2千円ほどで買えるので、自分のタックルに合わせて80~100lbまでの物を購入しましょう。