春の陸っぱり夜釣り堪能 ウキ釣りで86cmスズキに前打ちでアオハタ

春の陸っぱり夜釣り堪能 ウキ釣りで86cmスズキに前打ちでアオハタ

春がやってきた。地元の小川では、産卵のためかコイがバタバタとソ上し始めている。3月11日、ウキ釣りでスズキを狙いに出かけた。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・永井博文)

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海釣り 堤防釣り

強風のなかスズキ狙いに出発

帰宅すると、「おかえりなさい」ではなく、「強風注意報が出ているし、夜はものすごく冷えると言っていたので」というお言葉。途中から聞こえていないことにした。

愛車に道具を乗せてスタンバイOK。「おかえりなさい」を言ってくれなくても、大きなおにぎりとおかずを用意してくれた。水筒には私の好きな熱々の玉露と濃厚ブラックコーヒー。家内に文句は言えない。

今回は新しい釣り場所を探してみようと思い、高砂屋でエサを購入する際、大将にアドバイスをもらう。計画もなく家を飛び出したため、今回は虫エサだけで勝負する。

大将お勧めの8号地、9号地では、クロダイが乗っ込みシーズンに突入。大物の釣果を待っていると言われたが、明るい時間に下見していないため情報不足。2時間ほど移動したが、結局「都会の港」は諦めた。

ここで、工場のネオンを見ながら夕食を取る。強風のため車内で食事したが、クリスマスのネオン以上にきれい。ぜいたくな夕食となった。

春の陸っぱり夜釣り堪能 ウキ釣りで86cmスズキに前打ちでアオハタ工場の明かりが美しい(提供:週刊つりニュース中部版 APC・永井博文)

朝マヅメに向け仮眠

知多市運動公園横の船着き場に到着。魚が生息していそうな気配はあるが、ロープばかりで引っ掛かり放題。ハリは予備をたらふく持参したがエサがなくなってしまうので、この場所も諦めた。

大野漁港を通過して鬼崎漁港に到着。この強風でもルアーマンがいたので声を掛けると、狙いは根魚とのこと。スズキを狙う私とは方向性が違う。「エイはいるけれど、マダカの姿は見ないなぁ」と言われてしまった。

まずは様子を見ようと落とし込みタックルをセットし、虫エサを付けて超前打ち。1投目から手のひらサイズのカサゴがハリに乗って遊んでくれた。やはり大物はいないのかなぁ。

午前8時の満潮に向け、朝マヅメを狙うために今は我慢の仮眠時間。家内にも「心身ともに休まないとケガの元です。眠さの中でサオを振っても魚に嫌われますよ。休めるときはしっかり休んでくださいね」と言われている。たまには言うことを聞かないといけないな。

強風でウキ釣り苦戦

日付が変わって12日の午前1時半に起床。2カ月前の釣行と同じ愛知県半田市の衣浦海底トンネル(半田側)へ向かった。

一般車両の邪魔にならず、仕掛けが振り込みやすい場所を探して衣浦港務所ゲート前にたどり着いた。目の前が海、すぐ横に愛車を駐車できる。なんて都合がいい場所だろう、釣り場所決定だ。

春の陸っぱり夜釣り堪能 ウキ釣りで86cmスズキに前打ちでアオハタ車横付けポイント(提供:週刊つりニュース中部版 APC・永井博文)

目の前には真っ白なとても明るいお月様、そしてすごい強風だ。ウキ釣り仕掛けをセットして、力任せに「エイヤー」と投げ込んでみたが、強風と鈍くささが重なり、サオ先に仕掛けが絡んでクチャクチャに。

春の陸っぱり夜釣り堪能 ウキ釣りで86cmスズキに前打ちでアオハタタックル図(スズキ)(作図:週刊つりニュース中部版 APC・永井博文)

「前打ち」でも挑戦

急きょ落とし込みロッドも用意する。少しでも遠方へ投げ込むために、いつも使う発泡目印より2サイズ大きめを使用。浮力が大きくてなかなか沈んでいかないが、仕掛けは沖に流れていく。超前に振り込み、その後イトフケを何度も作ってやると10mほど沖まで流されてくれた。

春の陸っぱり夜釣り堪能 ウキ釣りで86cmスズキに前打ちでアオハタタックル図(ハタ)(作図:週刊つりニュース中部版 APC・永井博文)

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