関西の日本海方面は春の青物シーズン到来。そこで3月25日は釣友の操船するボートで青物を狙って兵庫・津居山沖へジギングに出かけた。目標は10kgクラスのブリだ。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・森雨魚)
日本海ボートジギングでブリ狙い
3月25日、ジギングシーズンが本格化してきた日本海方面は兵庫・津居山沖へ、ちょっとヤングな気分でマイボートジギングに挑戦してみた。
目指すは、10kg級のブリ・・・が釣れたらいいなあ。と頑張ってみた。漁場となる津居山沖、水深80mラインには、約20分で到着した。
当日のオフショアジギングタックル
ベイトタックルにPEラインは3号、リーダー10号を4~5m接続した。早速、150gのロングジグにアシストフック2本をセットして、一気に足元のボトムヘ直下。
しかし、潮流の速いこのエリアでは、PEラインがどんどん出ていく。カウンターで120m出たところでようやくボトムコンタクト。
船中ビッグヒット到来!
シャクり始めて、早速「ゴン!ギューン!」ときたのは、メジロ(60cm以上)には、2cmほど足りないハマチだ。まずは、1匹目をキープできた。
ジグを点検して、2投目に入ろうとした時、岸田キャプテンに「ド、ドッーン」と、スーパーヒット。どえらいパワーが彼を襲う。
ロッドティップが海中に突き刺さり、しっかりとロッドを保持して間もなく、一気にドラグが悲鳴を上げた。「負けるな、岸田キャプ」。
歯を食いしばり引き込みに耐え、ポンピングに持ち込んで獲物をジリジリと引き寄せる。仕事で鍛えぬいた筋力は健在だ。とにかく彼はタフガイなのだ。
メーターオーバーのブリ浮上!
ネットマンに変身して、すくい取ったブリは、ネットからちょいはみだしのメーターオーバーだ。溜息まじりの岸田キャプテンは、「これ、これを釣らんとね」と、余裕の表情だ。
触発されるように、スロージャーク&フォールで頑張るが、私にはなかなかチャンスがやってこない。すると、またまた岸田キャプテンにヒット。極限の駆け引きがスタートした。
引き込まれるロッドティップが小刻みに震え、その先には、どでかい獲物が掛かっていると思うと、見ているだけで思わず手に汗を握る。「走るなら走れ」と、意気込んだところでラインテンションがフッと緩んで痛恨のバラシ。
ジグサビキでゲスト
そして、ついに私にも強烈なファイトが・・・と、思ったら、ジグ回収を忘れた痛恨の根掛かり。オー・マイ・ゴッド!
そうこうするうちに、岩礁エリアに突入すると、ジグサビキを使用してみる事にした。すると、ゲストフィッシュのホウボウやウッカリカサゴが姿を見せてくれた。
西風も弱まりかけた午前10時過ぎ、風向きもかわり、まったりしたムードとなってきた頃、その静寂を破るように、岸田キャプテンにヒット。
70cm級ヒラマサで納竿
「小さいね」と、小声でつぶやきながら取り込んだのは、70cmにはちょい届かないヒラマサ。余裕で取り込み、「とりあえず、今日はこれで家族には十分な釣果」と、正午過ぎに、納竿する事にした。
帰りには、最寄りの「海の駅」で、名物・海鮮丼でお腹を満たし、お土産のショッピングを楽しんで帰路に就いた。
当日は、絶好の釣り日和で、久しぶりに日本海の青物に出会う事ができた。また、次回のタイラバ釣行が楽しみだ。
<森雨魚/TSURINEWS・WEBライター>