神奈川箱根にある芦ノ湖のトラウトシーズンが開幕。3月1日(日)、開催されたルアーフライ限定特別解禁釣り大会に参加。特別解禁日はチビマス2尾のみに終わったが、一般解禁日には59cmを頭に17尾を釣ることができた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)
「芦ノ湖」特別解禁日
芦ノ湖は、バスゲームの聖地であり、トラウトの宝庫でもある。後者はニジマスのほか、ブラウントラウト、サクラマス(サツキマス)、イワナ、コーホサーモン、ヒメマスが釣れる。「箱根町の魚」に指定されているワカサギを飽食したトラウトたちは最高の引きで釣り人を迎えてくれる。
今年は新型コロナウイルスの感染防止策として、前夜祭と表彰式が中止になる異例の開幕だったが、今年も美形の魚たちに出会えることが楽しみだ。
私は釣友の川喜田さんとともに元箱根の吉原窪で開幕を待つ。6時半、エアホーンの合図とともに大会スタート、トラウトシーズン開幕だ。
4時間でようやく1尾目
大きな期待を込めていたが、1時間経てども2時間経てども、手に伝わってくる魚からの反応はない。ようやくアタリがあったのは開始から4時間以上が経った11時ごろ。コツン、ギュインの反応とともにチビマスが釣れた。
釣友に65cmニジマス
30分後、釣友から「藤崎さん、きたよ」の声。「60cmくらいかな」と言うので、あまり気にせず自分の釣りに集中していたら、思った以上に手こずっている様子。10分ほどのファイトの末、ネットインしたのは後検65cmのナイスサイズのニジマスだ。しかし、川喜田さんの釣果はこの魚のみ。私は、チビマス2尾のみと伸び悩み、特別解禁日を終了した。
この日の朝の水温は8.5度、2月の最高水温は10.5度だった。例年なら5~6度まで下がるが、今冬の暖冬の影響で4月中旬の水況。2月20日以降に放流された魚は、沖へ出て行ったものと推測される。
例年なら、吉原窪で目視できる大型のニジマスも、当日は全く確認できなかった。今年は解禁直後からゴールデンウィーク頃の釣りが求められるような釣況だ。