レイクトラウト開幕 解禁当日にフライで59cmニジマス【芦ノ湖】

レイクトラウト開幕 解禁当日にフライで59cmニジマス【芦ノ湖】

神奈川箱根にある芦ノ湖のトラウトシーズンが開幕。3月1日(日)、開催されたルアーフライ限定特別解禁釣り大会に参加。特別解禁日はチビマス2尾のみに終わったが、一般解禁日には59cmを頭に17尾を釣ることができた。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

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ルアー&フライ トラウト

「芦ノ湖」一般解禁日

翌2日(月)の一般解禁は、暖かかった前日とはうって変わって雨。本降りではないが、終日、しとしと降る状況。たまに吹く風はやや強く、フライでは釣り辛い状況。雨のせいで水温は0.5度下がって8度。それでも、例年に比べると高い。前日同様、元箱根の吉原窪をボートから攻める。

レイクトラウト開幕 解禁当日にフライで59cmニジマス【芦ノ湖】当日の吉原窪(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

6時20分に出船。ワンド奥で船道になっている深場にゾンカーを沈めて釣り始めると、開始早々チビマス3尾。雨の影響か、魚の警戒心は薄れており、前日より活性が高そうだ。

例年なら大型が泳ぐ姿は目視できるのだが、水温が高いためか湖水は透明度3mほどと濁っており、魚影は確認できない。この様な時は、魚から見てシルエットがはっきりするダーク系のカラーが有効。ゾンカーで底層付近を集中的に狙っていくと、ポツポツとチビマスは釣れる。

ヒレピン59cmニジマスを御用

11時までにツ抜けを達成。船上で早めの昼食をとり、少し休憩して再開。次は、恩賜公園側の浅場を探る。しかし、30分間攻めてアタリなし。諦めかけて「最後の1投」とキャストした直後、ガツンの反応と同時に大きく横走り。ロープ越しにキャストした水深1mほどの超浅場でヒット。

吉原窪は係留用のロープが幾重にも張り巡らされた場所。ロープ2本潜られた先でジャンプ2回。一旦、走らせて、水中に潜らせた後、ロープをかわして引き寄せる。その後もジャンプ3回、横走り2回の大暴れに10分以上かかってランディング。やや痩せてはいたが、尾の大きなヒレピンの奇麗な魚体。後検で59cmだった。

レイクトラウト開幕 解禁当日にフライで59cmニジマス【芦ノ湖】この大きな尾ビレが爆発的な力を生む(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

午後からも大型を求めて浅場や深場でキャストを繰り返す。重量級のアタリは1回あったがフッキングせず。チビマスを5尾と40cm級のブラックバス1尾を追釣して納竿した。

最終釣果と今後の見通し

この日の釣果は28~59cmを17尾、50cm以下は全てリリースした。釣れたのは全てニジマス。

この日は、雨と風のせいで何とか釣れてくれたが、今年は厳しそうだ。雨が続くか寒気が南下して水温を下げてくれることを期待したい。

沖へ出た人の話では、ヒメマスの群れにかなり大型の魚が着いているとのこと。この二日間は40cm前後のサクラマスが順調に釣れたようなので、芦ノ湖の季節は既に4月中旬と思っていい。バスが釣れたのもそれを裏付けている。ボートで沖へ出るか、雨の日を選んで釣行することをお勧めする。

<週刊つりニュース関東版 APC・藤崎信也/TSURINEWS編>

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芦ノ湖
この記事は『週刊つりニュース関東版』2020年3月6日号に掲載された記事を再編集したものになります。