渓流解禁日にアマゴ!50尾近い釣果の強者も!【岐阜県美濃SA周辺】

渓流解禁日にアマゴ!50尾近い釣果の強者も!【岐阜県美濃SA周辺】

今年もいよいよ待ちに待った渓流が解禁となった。この地域では1番早い岐阜県長良川東海北陸自動車道・美濃SA裏のポイントへ、解禁初日の2月1日に釣行した。明け方前から雪の予報が出ていたので早めの出発。釣り場近くの駐車スペースに到着したのが午前1時ごろだったので、明るくなるまで仮眠することにした。

アバター画像 TSURINEWS編集部

ルアー&フライ トラウト

長良川上流側の深みで待機

午前5時過ぎになると、解禁を楽しみにしていた釣り人が徐々に集まり、準備をして釣り場へと向かった。

明るくなるのを待ちながら釣り談議に花を咲かせる。

ここでは前日に放流があり、明るくなるころからまた放流が始まった。

私たちは、今季水量が少なく流れがほぼない状態の、上流側の深みで待機。

明るくなりかけたころ、隣の釣り人がブドウムシのエサを付け、中央から対岸辺りに振り込みだした。

何投か後にアタリが出て、20cmぐらいのアマゴをタモに収めた。

渓流解禁日にアマゴ!50尾近い釣果の強者も!【岐阜県美濃SA周辺】参考タックル図。

私も目印が確認できるぐらいの明るさになったころに、ブドウムシをエサにゼロs調子の7mの渓流ザオで対岸近くに振り込んだ。

流れが出ていないのでサオをゆっくりと引き、誘いをかける。

1mぐらい引くとチョンとくわえるようなアタリ。

アワせるタイミングを少し待ったがその後の引きがこない。

軽く穂先を持ち上げたが魚の重みはなく、放してしまったようだ。

その後も同じような状況が続く。

何度か繰り返してようやくアワセができる引き込みがきてアワセを入れたが、同時に仕掛けの重みがなくなった。

力み過ぎてアワセが強かったのか、天井イトから下が切れてなくなっていた。

最初の1尾をモノにできなかったのと、仕掛けを付け直しになったことでスタートからがっかりとしたが、アタリはあるのだからと仕切り直し。

エサ釣りからルアーに変更

渓流解禁日にアマゴ!50尾近い釣果の強者も!【岐阜県美濃SA周辺】当日の釣り場風景。

ちょうどこのころに釣友が合流し、少し離れた深みのあるポイントで釣りを開始。

私も同じ場所で再開したが、アタリが出なくなってしまったのでエサ釣りからルアーに変更。

選んだルアーはシンキングタイプの『リュウキ45S/DUO』。

対岸ギリギリにキャストしてトゥイッチしながらルアーをリトリーブしてくると、今まで確認できなかったアマゴがルアーを追尾してきた。

ヒットまでには至らなかったが、モチベーションは上がった。

再度キャストすると同じように追尾してきて、何投目かでヒット。

水中でギラッと光り、リールを巻く手に重みが伝わる。

バレないようにサオを寝かせて、早めにリールを巻き上げネットイン。

18cmほどのアマゴだった。

最初の1尾まで2時間近く掛かったが、今季初アマゴに思わず笑みがこぼれる。

気分よくキャストを繰り返すとまたヒット。

次のアマゴは20cmほどだった。

ルアーで釣ることができたので本命のエサ釣りを再開。

アマゴの付いている場所は把握できたので、そこを狙いミミズのエサを付けて仕掛けを振り込む。

手前にゆっくり引いてくると目印に変化が現れた。

少し引き込まれたタイミングでアワセを入れると、サオが大きく曲がった。

バラさないようにいなしてタモに収めたのは18cmほどのアマゴだった。

これでルアー、エサともに釣ることができた。

ノルマの10尾まであと7尾。

再度エサで狙ったが、1尾を追加したところでアタリが途絶えてしまった。

釣友を見るとサオを曲げていたので状況を聞くと「アタリは頻繁に出るが、食い込みが悪くなかなかハリ掛かりしない」とのこと。

釣友の隣に入りルアーをキャストすると、3~5尾追尾してくる。

トゥイッチのタイミングをかえながらリーリングするとヒット。

22cmのきれいなアマゴだった。

その後も追尾は多く、時折ヒットしてポツポツと釣果も伸びた。

釣友は数尾釣ったところで午後3時ごろに納竿。

他の釣り人も魚はいてもなかなか釣果につながらず、徐々に数が少なくなっていった。

渓流解禁日にアマゴ!50尾近い釣果の強者も!【岐阜県美濃SA周辺】当日の釣果、アマゴ13尾をゲット。

狙いの場所が何カ所か空いたので、ルアーとエサで少しずつ釣果を伸ばして13尾。

ノルマの10尾をクリアできたので午後4時半ごろに納竿とした。

結局天気が崩れることはなく、楽しく解禁日を満喫することができた。

当日、50尾近い釣果を上げた方もいたようだ。

長良川中央漁協管内でのアマゴの成魚放流は解禁日のみ。

それが一段落すると天然のアマゴサツキマスなど、また違う楽しみ方ができるだろう。

<週刊つりニュース関西版 APC・丹羽紀仁/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関西版』2018年2月16日号に掲載された記事を再編集したものになります。