こんにちは、阪本智子です。2019年ラスト掲載はアマダイです。お世話になったのは、相模湾・茅ヶ崎のまごうの丸。船長に「今年のアマダイは難しいよ。努力と忍耐の釣りだよ。」と、先制パンチいただきました。
（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース関東版 阪本智子）
TSURINEWS編集部
まごうの丸でアマダイ狙い
12月10日(火)、今年も残りわずか。季節ごとの釣りを目いっぱい楽しみました。このままいけば年間130日近くになるかな？天候に悩まされることの多い年でしたが、皆さんはいい釣りできましたか？
さて、今年の連載ラストの釣行はアマダイ。お世話になったのは、相模湾茅ヶ崎のまごうの丸。出船前、船長に話を聞くと「今年のアマダイは難しいよ。竿先にモゾモゾという違和感程度のアタリしか出ないからね。努力と忍耐の釣りだよ」と、先制パンチ。
ん～、これは相当厳しそうだ。活性がいいときは、パクッと食ってくれるので、しっかりアタリは出るけど、それは潮がよく流れているタイミングのみ。ほとんどの時間は砂のなかに潜って頭だけ出しているイメージ。いかに誘って食わせるか。かなりテクニカルな釣りになりそうです。
潮の速さや活性を見ながら、どのタナで待つかがポイント。「アマダイが食べたくなるタナじゃないと食ってくれない。これはごまかしのきかない釣りだよ」と船長。
まずはシロアマダイ狙い
当日のタックル（提供：週刊つりニュース関東版 阪本智子）7時に出船。まず、水深55mの浅いポイントで、一度は釣ってみたいシロアマダイから狙います。
2本バリにオキアミを付けて投入。着底後、5回ほど底をたたきます。落とし込んでいくのも有効と聞き、たたいたらゆっくり2mほど上げて、そこからゆっくり竿先を下げます。待つタナは基本の底から1mでスタート。水深が変わりやすいので、こまめに底を取り直します。
エサ取りが多いということで、小さな反応でもすぐに仕掛けを入れ替えました。
回収したとき、オキアミの状態を見るのも大事。アマダイはエサを吸い込んで、違和感があると吐き出すらしいので、吐かれたオキアミは潰れます。スパッと切れていたらエサ取りの仕業。
当日使用したタックル（提供：週刊つりニュース関東版 阪本智子）アマダイ20cm超をキャッチ！
しばらく流しましたが、フグが多くて断念。水深90m前後に移動して再開。底からゆっくり1m上げたとき、ゴンゴンゴンと本命らしいアタリ。上がってきたのは20cm超のかわいらしいアマダイ。
緊張のやり取り（提供：週刊つりニュース関東版 阪本智子）掛かっていたのが上バリだったので、タナを少し上げてみます。底上1.5mで待っていると、コツコツと小さな反応。「これは本命じゃない」。
上がってきたのはキダイ。ということは、タナが少し高いということか…。
ゲストばかりで本命アタリ遠く
水深88mに小移動。すぐ、モゾッというアタリ。「アマダイかな？ と、思ったけど引きが続かない。仕掛けを上げ、エサをチェックをしてみると、潰れてる。「やっぱりアマダイだったんだ！なかなか渋いアタリをするなぁ。でもなんだか分かってきたぞ」。
このあと、エソやアカタチ、ガンゾウなど釣れましたがアマダイからのシグナルは遠いです。
かわいいゲストが登場（提供：週刊つりニュース関東版 阪本智子）サイズアップで28cm本命
11時、ポイントを大きく移動、水深は106m。仕掛けを投入すると潮がよく流れています。「これはチャンス」と、誘いを変更。オモリが底に着いたら、しっかり底をたたき、きっちり1.5m上げて待つ。
すると、コンッといい感じのアタリ。竿を立ててアワセを入れると〝グングン〟と、下へ突っ込む引き。2尾目は28cmで少しサイズアップ。
取り込みは慎重に（提供：週刊つりニュース関東版 阪本智子）「このまま続くかな？」と思ったけど、エサ取りが連発したのでまたまた移動。
47cmアマダイで自己記録更新！！
移動後しばらくして、穂先が少し重たくなるような、モゾっというシグナル。アワせると“ゴゴゴッ”と力強い引きに変わります。「これは大きそうだ！」。初めはゆっくり手で巻き上げると、静かになったけど油断禁物。
電動の低速で巻き上げると、途中何度もビューンと突っ込む。そのたびバレないかドキドキでスリル満点。やがて、ゆっくりと姿を見せたのは、47cmのアマダイ。「やった！ 自己記録達成」。
47cmで自己記録更新です!!（提供：週刊つりニュース関東版 阪本智子）このあと、さらに1尾を追加。数・型ともに大満足の釣行になりました。
大アマダイに大満足の釣行でした（提供：週刊つりニュース関東版 阪本智子）最後に、今年もありがとうございました。来年もみなさんとともに、いい釣りができる一年になるといいな。
＜週刊つりニュース関東版 阪本智子／TSURINEWS編＞
