夏を迎えた福井県・三国~鷹巣沖では連日、ヒラマサやマダイ、シーバス、各種底物などがスーパーライトジギングで釣れている。7月18日、坂井市の九頭竜川ボートパークから出船しているブルーズに乗り、SLJの様子を取材した。
(アイキャッチ提供:五井貴矢)
三国~鷹巣沖SLJの特徴
午前8時前に出船。当日のメンバーは同船常連の玉村さんと上田さん、そして岐阜県から来た福井さんらの4人。ひと口にスーパーライトと言っても、当地のゲームは地域ならではの特徴がある。
ポイントの水深が10~40m台が中心になり、ハタ類やマゴチ、ホウボウなどおいしい底物が楽しませてくれるのは同じだが、花形となるターゲットがヒラマサや大型のマダイ&シーバスと、パワフルなファイターが並ぶ。ライトタックルでこれらの魚と対決するのは非常にスリリングだ。
まずは根魚から
走ること20分ほど、船はまず福井新港沖40m台のポイントに到着。
まずは、40m台のポイントで、キジハタなどの底物を、続いて10m台の浅場で、食べごろサイズのマゴチやホウボウなどおいしいお土産をゲットした。
これら底物の釣り方は、ジグをキャストしボトムをとった後シェイクしながら巻くか、ややファーストリトリーブのただ巻きで誘う。
ただし、少し巻いたら再度フォールを入れ、ジグが底から離れすぎないようにしよう。
SLJでヒラマサ登場!
お土産を無事確保した同船は少し移動し、青物やマダイのポイントへ移動。着いてすぐに、当日のハイライトがやってきた。
上田さん、玉村さん、福井さんがドドッとヒラマサを連発。サイズはいずれも50cm台だが、さすがは海のスプリンターの子。瞬発力に冨み、キレの鋭いファイトはまさに親譲りだ。
ムードが盛り上がってきたところで、上田さんと玉村さんは、ライトキャスティングも開始。8cmのポッパーにシイラや大ハマチ、60cmオーバーのシーバスが果敢にアタックしてきた。釣り座に余裕があればキャスティングが楽しめるのも、同船のスーパーライトゲームの魅力だ。
その後、船は鷹巣沖の大物ポイントへ移動。ひと流し目からヒラマサと大型のシーバスが上がり、その後も断続的にヒラマサのヒットが続いた。
期待の大型マダイはたまたま登場しなかったが、メンバーはビッグで多彩なライトゲームを堪能し、沖上がりを迎えることができた。