7月12日、和歌山・日高郡の阿尾漁港から出船する照ちゃん渡船で小浦沖の一文字へショアジギングでのシイラ狙いに出かけた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・池淵重紀)
小浦沖の一文字でショアジギ
この日の天気は、深夜は小雨で日中は晴れ。満潮が午前1時28分と15時13分、干潮が8時34分であった。まだまだ深夜とも言える2時半の1番船で沖一文字に渡った。
小浦沖の一文字は、昨年の台風の影響で灯台のある先端の一部が離れてしまい、一文字が分断されている状況だ。今回渡ったポイントは、分断されてしまった灯台のある先端。
タチウオ狙いは撃沈
まずはじめは、タチウオにターゲットを絞った。グロー系のジグを使用し、UVライトで蓄光してからキャスト。蓄光したジグを底まで落として、ワンピッチジャーク、時折フォールを織り交ぜながら、フラッシング効果を使いながらの誘いをしてみたがタチウオの口には届かなかった。
日が昇ってからはシイラ釣りに変更。しかし、この日は雨上がりだったこともあり、魚の活性は低く水潮気味。ベイトも少ない状況であった。
見えシイラを狙い撃ち!
一緒に釣行した人がシイラをヒットさせたが痛恨のバラシ。その後状況はかわらず、時間だけが過ぎていった。9時ごろ、防波堤の上段から釣りをしていると、目視できるエリアをシイラが悠々と泳いでいた。
すかさず、40gのプルーピンクのジグをシイラが泳いでいたポイントの少し先へ打ち込む。表層巻きの速巻きではなく、アクションを入れながら水面下を泳がせていく。着水から5回ほどアクションを入れると狙い通りヒット。
主導権を与えないようにゴリ巻きしていくが、シイラもものすごい勢いで突進していく。
シーバスタックルで激闘制す
今回のタックルはショアジギタックルではなく、シーバスタックルのミデアムタイプを使用していたので、終始ドラグが滑ってラインが出ていく。
シイラジャンプも何度か受けたが、ドラグセッティングが今回いい感じにハマっており、シイラの突っ込みにも対応できた。
かなり長い時間ファイトをし、何とかランディング。71.9cmのメスのシイラだった。シイラとのファイトも楽しかったが、狙った通りにアクションでき、それがヒットにつながった喜びの方が僕にはたまらなく楽しい。
その後は、魚からの反応もなく納竿とした。今後はお盆過ぎた辺りから小型のシイラの数釣りが楽しめる。
<池淵重紀/TSURINEWS・WEBライター>