解禁二日目の3月2日(土)、神奈川県足柄下郡にある芦ノ湖へ、幼なじみ二人を含む仲間8人で釣行した。同湖へは、中学生のとき自転車、高校時代はバイク、普通免許を取ってからは車で通った想い出のある場所。数年前から、毎年1、2回出かけるようになった。今年もボートトラウトゲームを満喫したのでレポートしよう。
目次
当日のタックル
予約しておいた湖尻のボート店、やまびこで6時に受け付けのあと、防寒、ライジャケ着用。準備を終えたら桟橋へ。19ft艇に荷物を積み込む。
タックルは8.6ftのロッドに2500Sのスピニングリール。ラインはバリバススーパートラウトアドバンスマックスパワーPE X8の0.6号、リーダー6lb2mをノーネームノットで結び、スイベルを介して各種ルアーを付ける。
PEラインがオススメ
以前、ラインはナイロンを使っていたが、やがてPEラインが登場。さらに、温暖化の影響か、ガイドやラインが凍るようなことはなくなった。
ナイロンに比べ細いので、キャスト時の抵抗が少なく飛距離が稼げて、しかも強い。伸びがないので感度がよく、アクションをつけやすい、このラインをメインに使うようになった。
ただ、ほかのラインにくらべて比重が少ないので、とくに風がある日は水面流の影響を受けやすい。キャスト後は、ロッドティップを風上に倒すなど、しっかりラインメンディングを行う。比重の高いフロロリーダーを長めにとって、早くルアーを沈めることが大切だ。
「バリバス スーパートラウトアドバンスマックスパワーPE X8」
強度の安定性に優れた「高耐破断性工法により、マックスパワー原糸1本1本を超ち密に編み込むことで、ムラのない安定した超高強度を保持し、超低伸度を実現」。
ライン表面はシルクの様な極上の滑らかさ。摩擦系ノットが組みやすく、トラブルの少ないしなやかさで、「釣行していてストレスが少ない」と、高評価。
ライン表面にスーパーフッ素の膜をまとわせ、ガイドとの摩擦が大幅に低減され、キャスティング飛距離性能と耐久性を向上。
ラインカラーは視認性とカモフラージュ性を合わせ持つホワイトとシャンパンゴールドを採用したステルスフラッシュマーキングを採用。
サイズ:0.6~1.5号、150m巻き。オープン価格。
一斉にボート出艇!
6時半、船外機、ローボートが一斉に、思い思いのポイント目指して走りだす光景は圧巻。
私たちも2隻に分かれて出艇。まず、向かったのは、すぐ右側の桃源台ワンド。
放流が行われ、しばらく魚がとどまる場所。周囲のボートとの距離に気をつけて、水深8mほどにアンカリング。さっそく、塚原さんが、スプーンのMIU5g鉄板カラーの黒金ゼブラで35cm超のニジマスを連発だ。
ボトムでサクラマスもヒット!
別艇の小菊さんは、スプーンのボトムステイからジャークで40cm弱のサクラマスをキャッチ。
ヒレピンできれいな魚体。あとで確認すると、同湖では稚魚放流しか行っていないとのこと。じつに羨ましい1尾だった。
連発続かず・・・
周囲でも、ポツポツと取り込むシーンが見られ、好スタートと思われたが、魚探の中層~底付近に映る反応のわりにアタリは少ない。
あとで分かったことだが、前日に比べ気温、水温ともに下がってしまい、魚が沖に出てしまったらしい。しばらく粘ってみたが、ヒットなく、一度トイレ休憩。
ストーブで暖をとりながら、「日が昇って暖かくなってからだよ」と、女将の言葉を信じて、早川水門へ。
ショートバイトはあったが型見ずで、再び最初のポイントに戻る。
40cmアップが登場
やがて、後方の大涌谷方向から日が差し始めると、
待望のプチ時合。宮さんにファーストヒットのあと、塚原さんがサイズアップを狙い、パニッシュ85SPを試すと、これが的中。40cmアップをネットイン!
各ポイントをランガン
このあと、ポカポカ陽気のなか、プリンスホテル前のカケアガリや、九頭龍神社前のシャローを、伝家の宝刀、ツインクルレイクでミノーイング。
さらに、湖を横断して深良水門~早川水門まで、陸に向かってキャストを繰り返しブラウントラウトの一発を狙う。
しかし、やはり水温が低いのか、マスたちの回遊は見られずノーバイト。別艇は和田の角付近をミノーイングで1尾上げたと電話が入る。
ボートトラウトゲームを満喫
最後は三度、停泊している海賊船の前で数尾追加。
14時に納竿した。例年に比べ、少し寂しい釣果になったが、自然のなか仲間とワイワイしながら、魚影を探しながらの釣りは楽しい。
サクラが咲くころ、再釣行したい。
<神奈川・佐藤 理 /TSURINEWS編>
芦ノ湖