今年も無事にお正月を迎えることができたことに感謝しながら、年々一年が早く感じられるようになったのは、年を取ったからではなく毎日が充実しているからだと言い聞かせている。お正月の酒のさかなが自分で釣ったヒラメならいいお正月になると考えて、12月31日の大晦日に静岡県浜松市の中田島砂丘へ向かった。
水温安定しやすい中田島砂丘
駐車場に到着したのは夜明け前の午前5時30分。
寒い年末となったが、風がやむと予想されていたこともあり、私と同じ考えと思われるたくさんのアングラーが準備をしていた。
中田島砂丘をポイントに選んだ理由は、水温が高く安定しているポイントにヒラメがいると考えたからで、市街地を流れる馬込川が注ぐことと、水深があるサーフであることが理由だ。
朝マヅメに周囲でヒット!
駐車場からポイントまで15分ほど歩いて、東の空が明るくなり始めた午前6時にキャストを開始した。
接岸している高活性の個体を狙おうと、ミノーを扇状にキャストしたが、全く反応を得ることがないまま夜明けを迎えた。
ここで隣のアングラーがキャストするメタルジグに、ベイトフィッシュとなるサッパが引っ掛かった。
このタイミングで時合いが到来したのか、海岸線に並ぶ3人のアングラーが、ヒラメとマゴチをキャッチした。
次は私と考えて、ルアーをワームに替えてボトム周辺を丹念に探ったのだが、残念ながらキャッチすることはできなかった。
ストップ&ゴーで60cm弱ヒラメ
朝マヅメではキャッチできなかったが、潮が動くタイミングでチャンスがあると考え、周囲のアングラーが沖でキャッチしていたことを参考に、ビーチウォーカーウェッジをキャスト。
着底後にリトリーブというストップ&ゴーのアクションで誘っていると、着底後のリトリーブ開始直後にアタリが出た。
ヒットポイントが遠かったため大きくアワせてみると、ロッドが大きく曲がり力強い引きが伝わってきた。
ヒット直後の強い引きにザブトンヒラメに期待してゆっくり寄せてくると、トリプルフック2個がフッキングしたヒラメの姿が波間に見えた。
フッキングの位置で抵抗が大きかったためサイズを誤ったものの、キャッチしたのは60cm弱のグッドサイズ。
大晦日に釣れたこともうれしかったが、正月のさかなをキャッチした喜びが大きいヒラメだった。
同じタイミングで周囲のアングラーもロッドを曲げていたため、記念撮影を早々に終えてキャストを再開したのだが、時すでに遅しで全く反応を得ることができずに午前9時に釣行を終えた。