買ったばかりの新品ルアーを失くさないための心得 使用前に写真を撮るとロストしない?

買ったばかりの新品ルアーを失くさないための心得 使用前に写真を撮るとロストしない?

新しいルアーを買って、すぐなくす。よくあることだ。むしろそれが基本。というくらい、新しいルアーはすぐにロストしてしまいがち。なんとなーくイヤな予感がすることもある。「今日、ルアー1つか2つやっちゃうんじゃないか」と。そんなときにはもう、いいルアーは最初から投げないことだ。ここでは筆者が新しいルアーを即日なくさないためにやっている一種の「おまじない」を紹介しておきたい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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ショア ソルトルアー

釣りあるある「新しいルアーはすぐなくす」

どんな世界にも数々のジンクスがあると思うが、釣りには殊にそのテのものが多い。たとえば、「次釣ったら今日は上がる」と口にしたら、一切釣れなくなる、みたいな。これは何か科学的な根拠もあるのではないかとさえ思ってしまう。

それで言えば、「新しいルアーはすぐなくす」。これもそうだ。ご機嫌で購入したニュールアー、魚がつく前にさようなら。こんなことのほうが、むしろ多い気がする。そもそも沈むルアーは根がかりのリスクが常にあるので、釣れるよりはロストする率のほうが高いかもしれない。筆者はライトゲームアングラーだが、得意のライトゲームならまだしも、シーバスゲームやライトショアジギングでは間違いなく釣れたルアーよりロストしたルアーのほうが多い。

ニュールアーの無事を祈るおまじない

つい先日、買ったばかりのルアーを2つ失くした(ちなみに、もう1つシーバスに折られた)。勝手知ったるなじみの釣り場で、2時間の釣行の中で2つやってしまったのだから、経験のわりにド下手としか言いようがない。しかしその日はなくしそうな予感が、何かしら、最初からあった。

理由は2つとも同じで、メバルを狙いに行ったところ、シーバスをかけてしまい、壁に擦られて切ったのだ。PEラインは0.1号で、甘すぎた。そもそもメバリングでもプラグを投げるならばPEは0.3号なのに、ばかだった。「なくしそうな予感」が的中してしまったのだ。

写真に撮ると失くしにくい?

ここに記事を書かせてもらっていると、釣り場やルアーの写真を撮っておくべきことが多いので、ちょこまかと撮影しておく。それを、今回に限って、撮影し忘れていたのだ。どちらも使い慣れたルアーなので、おごりがあった。私の中ではすでに釣りの記事を書くことはルーティン化しているので、その中で守るべきことが、できなかった。それが敗因(ロストした理由)ではないかと思う。

買ったばかりの新品ルアーを失くさないための心得 使用前に写真を撮るとロストしない?ロスト後、買いなおしたルアーを撮影(提供:TSURINEWSライター井上海生)

そして、「買ったルアーを撮っておく」というのは、大事にしようという意識付けにもなるし、おまじない的にもご利益があるんじゃないか?いや、まあ、逆にロストフラグが立ちそうな気配も濃厚だが。

可能な限り太いラインを使おう

実際、買ったばかりのルアーをなくさないためにはどうすればいいのだろうか?

これは「太イト運用」に尽きる。ライトラインだと切れるリスクが高い。メバルならば0.4号まで上げてもいい。ショアのシーバスのメインラインは今は0.8号だろうが、1号まで上げてもいい。ここまで強くしておけば、ストラクチャー打ちや壁打ちでは、引っかかったときにラインの力にモノを言わせ強引に回収することができる。

もちろん、「やばそうだな」と感じる地形にはルアーを投げないこともそうだ。壁に対してマイナス方向にスリットが入っている堤防。その周りについた魚は地形をよく知っていて、ルアーがかかるとクルクルと回って奥に潜ろうとしてラインを切りにくる。

買ったばかりの新品ルアーを失くさないための心得 使用前に写真を撮るとロストしない?地形にも要注意(提供:TSURINEWSライター井上海生)

釣り場では太イトを使い、危険そうなところを外すことでニュールアーのロストを防ぐことができる。

ある程度は仕方ない

先日メバリングの最中にかかったシーバスが、プラグを真っ二つに割ってしまった。

買ったばかりの新品ルアーを失くさないための心得 使用前に写真を撮るとロストしない?シーバスに半分にされたルアー(提供:TSURINEWSライター井上海生)

釣りきることができなかったので、半分になったボディとリアフックは魚の口にかかったままなのだろう。この日はこれを含めると合計3ロスト、約5000円の損失を出してしまったので辛かったが、まあ仕方ない。これはこれで勲章かな。それに、半分になったこのルアーでメバルが釣れてもうれしいし。

魚にかかってやられる分には、そういうものだと割り切るしかない。問題はくだらない根がかりや、浮きゴミなんかに引っかけてのロストだ。購入したルアーを愛でる写真撮影の儀と、釣り場の太イト運用を心掛け、大事に大事に使い、せっかく買ったルアーにせめて1つは魚をかけてやりたいものである。

<井上海生/TSURINEWSライター>