千葉県柏市を流れる大堀川が面白い。マブナや半ベラ交じりだが、終日ポツポツとアタリがあり、そこに尺~尺2寸、時には40cm前後の良型本命が交ってくる。流れがあるので釣り方はドボンがメーンだが、ウキが斜めになるほどではないので、ヘラ釣りをしている雰囲気が感じられる。駐車場があり足場も比較的いいので気軽に竿を出せるのもうれしい。今回は同川最下流部に的を絞って紹介する。
大堀川最下流部の概況
大堀川は手賀沼西部に注ぐ利根川水系の一級河川。下流部の平均水深は浅く、とくに川幅が広い所やカーブの内側などはチャラ瀬にちかい。
弱い流れが常にあり、時間帯によって強弱する。とくに手賀沼本湖が風により流れだすと、それに引っ張られるように同川の流れも強くなる。風による吸い寄せ現象が沼に発生すると、同川の水位も若干だが変動する。
直近の釣況は良好だったようだが、ここにきて冷え込みが増したのか取材当日は不調。
しかしオデコになるようなことはなく、とくに14時過ぎ~夕まづめは動きが活発化する。
午後から釣行でも十分楽しめるだろうが、問題は駐車スペースだ。公園の公共駐車場利用となるので、日中は釣り以外の人も多く空きスペースがないほど。近隣にコインパーキングなどがないので、結局は朝イチからの釣行が無難なのかもしれない。
大堀川の詳細ポイント
南岸の護岸帯(図中①)、水門吐き出し口前の護岸(図中②)、手賀沼本湖へ続く水路の北岸(図中③)などが最下流部ではおもなポイントとなる。
なおポイント④は既設釣り台なので乗る際は常連とトラブルがないようにしたい。
そういったことが面倒なら①~③がお勧め。とくに①はエリアが広大で、水際が階段状の護岸なので釣り台がセットしやすい。
ただし水際まで下りると中が玉石護岸なため、雨天時は滑りやすいので注意したい。
②~④のポイント差はあまりないが、①は明確に存在する。できれば上流端~中央(ここはふかいと書かれたポール2本目)までがいい。
なお今回は紹介していないが、柏ふるさと大橋から一つ上流の橋付近と慈恵医大前(右岸)にもポイントがあり、日並によっては最下流部より釣果がいいこともある。ただし駐車場が付近にないので、公園内の駐車場を利用しカートなどで荷物を運ぶといいだろう。