エステル一辺倒のアジング用ラインに革命をもたらしたデュエルの「TheONEアジング」。新素材により実現した【絶対感度】は手持ちのロッドやリールの性能に関係なく、タックル全体の感度レベルをアップする。12月24日にデュエルフィールドテスターのクルシマさんが福岡県宗像の大島で「ラインが変われば全てが変わる」ことを実証。その模様をお届け。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部 立石)
PFライン『TheОNEアジング』
アジングに特化したニューコンセプトライン「PFライン」。PFとはポリエチレンフュージョンモノフィラメントの略で、従来のモノフィラメントライン(ナイロンラインやフロロカーボンライン、エステルライン)とは全く異なる素材。
PEラインの編み込む製法ではなく、単線でデュエル独自の特殊製法で製造されている。ライン自体にコーティングが施されていてスベリも向上しており、ラインの性能だけで感度と飛距離を追求している。
絶対感度アルティメットモデルと絶対感度ストロングモデルがあり、カラーはゴーストとハーフゴーストの2色。長さは150m。
エステルと比較
張った状態でエステルラインと比較して3倍以上のアタリの伝達力があり、高い感度で深い場所にいるアジの小さなアタリも手元に伝える。
デュエル独自の検証では、ラインを垂直方向に約30m張った状態での音の伝達力を騒音計で計測。エステルを基準に到達音を1.0とした時に、到達音の倍率がフロロカーボンラインが0.1、PEラインが2.5、アーマードF+PROが3.1、TheОNEアジングはなんと3.4を測定。
強度もエステルに対して直線強力比を比較(強力が0.3号のエステルの直線強力を1.0とした時)してフロロカーボンラインが0.8、TheONEアジングはPEラインと同様の3.3という結果に。
水切れがよく沈むスピードも速い
比重は0.97。従来のエステルラインは切れやすさがあるが、TheONEアジングは強度がある。
ほかの素材と比べて比重は軽いが、極細で海面の表面張力を切り裂いて沈むため水なじみもよくて使いやすい。
魚とのやり取りも楽しい
TheONEアジングはアタリを取りやすいだけではなく、魚の引きがよりダイレクトに手に伝わるためやり取りが楽しい。
ラインが弛んでいる時でもアタリを伝達
絶対感度の特長で、ラインが張っている時はもちろん、弛んでいる時にもアタリを伝えてくれる。
細いから飛ぶ
同じ1.6lb強度でTheОNEアジング0.08号とエステルライン0.3号を比較しても、TheONEアジングの方が糸径が細いためルアーの飛距離が出る。
厳選されたラインアップ
絶対感度アルティメットモデル0.08号、0.1号、0.13号(パッケージがゴールドカラー)と絶対感度ストロングモデル0.2号、0.3号、0.4号(パッケージがシルバーカラー)の6サイズがあり、豆アジからギガアジ・メガアジ狙いまで対応している。
絶対感度アルティメットモデル
0.08号=湾内エキスパート:豆アジの微細なアタリも感知する極細・超高感度仕様の湾内最強ライン。カラーはゴースト。
0.1号=ステルススナイパー:魚に見えにくい極細ラインは超高感度で、あらゆるレンジのアジを仕留める。デイアジング最強ライン。カラーはゴースト。
0.13号=TheОNEスペシャル:静かに近づき確実に仕留め、尺アジをも抜き上げるパワーを併せ持つ。使い勝手を選ばない絶妙設定ライン。カラーはゴースト。
絶対感度ストロングモデル
0.2号=スーパーバーサタイル:個性的なTheОNEアジングの中でもバランスが取れた、安心できる糸径設定。それでも恐るべき水中操作感と探知能力を誇る。カラーはハーフゴースト。
0.3号=ロングディスタンス:キャロやメタル系との組み合わせで圧倒的な遠投性能を披露。広範囲をスピーディーに探るハードルアーとの相性も抜群。カラーはハーフゴースト。
0.4号=パワーゲーム:ボートアジングや離島の50cmを超えるアジがターゲット。深場からのコンタクトを逃がさずキャッチする高感度・高強力仕様。カラーはハーフゴースト。
どのモデルも高い強度特性を活かして、ルアーを直接繋げるノーリーダーでも使用が可能だ。
アジングラインの流れを変える
開発に携わったクルシマさんは「エステル一辺倒のアジングラインの流れを変える」ことを考えて開発がスタート。高い感度を誇りワームのフォール時などに発生していた、これまで取れなかった微細なアジのアタリをキャッチできることから「初心者にこそ使ってもらいたいライン」と話す。
また特長のひとつであるライントラブルが少ないことも、ナイトゲームが多いアジングにうれしいメリット。