四日市港でのトップゲームでセイゴ5匹【三重】極小ペンシルベイトで連打

四日市港でのトップゲームでセイゴ5匹【三重】極小ペンシルベイトで連打

先日、四日市港でアジを狙った際、ゲストでキジハタがヒットしてきた。残念ながらリリースサイズだったが、これでちょっと火が着いた。そこで9月28日の夜、本腰を入れて周辺を探ってみたのだが見事に撃沈。そこで今回はそんなときのボウズ逃れ、癒やしの釣り「セイゴのトップゲーム」を紹介しよう。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

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ショア ソルトルアー

セイゴのトップゲーム

という訳で、キジハタ狙いは撃沈し、港内の常夜灯周りに移動。風は強かったが、ちょうど風裏となるため水面は穏やかだ。ライズは出ていないが、目を凝らすと明暗の境目にセイゴらしい魚影が確認できる。

四日市港でのトップゲームでセイゴ5匹【三重】極小ペンシルベイトで連打狙いのキジハタは撃沈(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

小さなワームを通せばすぐに食ってくるだろうが、それでは面白くもなんともない。この状況ならルアーはトップ一択。ビギナーには敬遠されがちなトップゲームだが、実際のところその難易度は意外にも低い。

小ブナ釣りのウキ下、サビキ釣りのタナ取りなどなど、初心者向きといわれるこれらの釣りでさえわずかなレンジの差が釣果を大きく左右する。だが、トップの釣りならレンジを合わせる必要すらないのだ。

四日市港でのトップゲームでセイゴ5匹【三重】極小ペンシルベイトで連打セイゴトップゲームのタックル(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

レッドペッパーナノで挑戦

セットしたルアーは極小ペンシルベイトのレッドペッパーナノ。淡水域のケタバスから海のメッキやメバルに至るまで、多岐にわたって愛用しているお気に入りだ。

速めのドッグウオークで誘っていくと、ルアーを追う数匹の群れが確認できた。この、見える、というのが常夜灯周りのいいところ。最初はチェイスだけだったが、そのうち活性が上がってきたのか、数投目で1匹が水面を割った。

相手が小さいのでミスバイトも多いが、そんなことを気にしてはいけない。この釣りは水面炸裂を楽しむ釣り。ボウズ逃れも兼ねているので少しは釣りたいが、10バイト10ヒットよりも100バイト3ヒットの方がはるかに楽しいのだ。

四日市港でのトップゲームでセイゴ5匹【三重】極小ペンシルベイトで連打ルアーはレッドペッパーナノ(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

高速ドッグウォークでセイゴ

明るい所ではスローに誘うと見切られてしまうので、ひたすら高速ドッグウォーク。初めは静まり返っていた水面も、1匹がバイトすることで活性が上がり、やがてライズが始まる。

ここからはもう、キャストごとにバイトの嵐。フッキング率の低さは半端ではないが、いちいち釣れていたら面倒だと思えるほどにアタックしてくる。派手な水しぶき、反転する魚体、ミスバイトで弾き飛ばされるルアー、全てが見えるのはこの上なく楽しい。

そのうちにフッキングが決まった。慎重に抜き上げて15cm級をキャッチし、これでボウズ逃れも完了。あとはもう、心行くまで水面炸裂を満喫するだけだ。

四日市港でのトップゲームでセイゴ5匹【三重】極小ペンシルベイトで連打小さくてもバイトは迫力満点(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

横風が出てきたため納竿

そんなこんなで楽しい時間を過ごしていると、突然風向きが変わった。これまで鏡のようだった水面は荒れ始め、横風で孕んだラインがルアーのアクションを妨げる。こうなると、もうお楽しみの時間は終了だ。

この日は大潮。ちょうど潮位が下がって足元までルアーをアクションさせることが困難になってきたタイミングだったので、いい頃合いだ。キャストしていたのは30分程度だったが、数え切れないほどのバイトと15~20cmのセイゴ5匹に楽しませてもらい満足の帰宅となった。

<週刊つりニュース中部版APC・浅井達志/TSURINEWS編>

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四日市港
この記事は『週刊つりニュース中部版』2023年10月27日号に掲載された記事を再編集したものになります。