和歌山県の紀淡海峡から紀伊水道にかけての海域は青物やタチウオ、カワハギのメッカ。そんな魚たちをトータルに釣らせてくれるのが和歌山県和歌山市の市堀川ボートパークから出船している清風丸だ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部 五井)
当船で楽しめる釣り
カワハギにヒラメや青物、タチウオやアジにクログチまで、多彩な対象魚を網羅している当船。落とし込み(タテ釣り)やノマセ釣り、ジギングにチョクリ釣りなど釣り方も様々だ。
なかでも当船が得意とするのがカワハギ釣り。釣果のデカさも数も半端ではない。
では、それぞれの釣りについて紹介していく。
カワハギ釣り
釣期は9~12月、この時期はカワハギに特化して出船している。魚影はすこぶる濃く、サイズも半端なくデカイ。30cm前後の大判はあたり前、35cm級という巨大サイズも出現する。20cm以上の良型が釣果の多くを占め、良い日には50~60匹を釣り上げる達人も。ファンにはぜひ足を運んでほしい。
タックルはオモリ30号に合わせた標準的なカワハギタックル。独自のノウハウがあるので仕掛けの詳細については船長に問い合わせを。
落とし込み&ノマセ釣り
5~9月にかけて落とし込み(タテ釣り)やノマセ釣りが楽しめる。対象魚はヒラメや青物、アコウ(キジハタ)、マダイなど。シオの群れが入ればこれも狙いめ。ベイトの多い夏場は落とし込み、晩夏からはノマセ釣りとなる。
タックルは2~2.5mの船ザオで、使用する30~50号オモリに対応したもの。落とし込みとノマセ釣りのサオは共通でOK。ミチイトはPEライン2号前後。ヒラメは60~70cmの良型も狙え、青物も良い日は爆釣になる。もちろんブリ級も上がる。
ジギング&テンヤタチウオ
出船時期は5月ごろから9月まで。ジギングはハマチ~ブリまでのサイズとタチウオが主な対象魚。タチウオはジギングと並行してテンヤで狙うことができ、釣期は夏から初秋。
ブリはメーターオーバーもキャッチされているので夢が膨らむ。また、良い日はメジロ、ハマチの数釣りが楽しめるのでこちらも魅力だ。
青物ジギングはラインがPEライン2号前後にリーダー30~40lb、ジグは100g以上。状況によって重い物も使うため釣行前に問い合わせるのが確実。
タチウオの場合は、ジギングとテンヤが楽しめ。ラインはPEライン1~1.5号、ジグは150g以上、テンヤは40号がメイン。テンヤ用のイワシは持参のこと。
冬~春は大アジやクログチ
1~4月にかけては大型のアジかクログチを狙う。クログチは早春からがメイン。
アジはチョクリ釣りと呼ばれる長いサビキ仕掛けで狙う。サオは2~2.5mの胴調子、オモリは30~50号、まきエサは使用しない。40cm前後から50cm級までの大型がそろう。
また、クログチはテンビン吹き流し仕掛けで狙う。オモリは80号、水深100m付近を狙うため電動リールを使用。ミチイトはPEライン2号以下。クログチは非常においしくご飯が進むため「釜借り」の異名も持つほど。刺身、ムニエル、フライ、煮つけなどどんな料理にも向く白身の上品な魚だ。
アクセス
当船は大阪、奈良方面からアクセス良好。阪和道を経由して大阪府中心部からも1時間と少しだ。インターから乗船場までも近い。アクセス、詳細は下記リンク先を参照のこと。
<五井/TSURINEWS編集部>
清風丸
紀北~紀中の沖を釣り場に、カワハギ、ヒラメ、青物、タチウオ、鬼アジ、クログチ、エサ釣りやチョクリ釣り、ジギングにテンヤタチウオなど広く対応しています。なかでも船長自慢のカワハギ釣りは釣果も強烈。カワハギファンやカワハギにチャレンジしたい人はぜひ足を運んでほしい一隻。