島郷海岸で投げ釣り
波対策の護岸工事は終了し、海水浴場も開設することが決定。駐車場も復活したが、海水浴が始まると釣り場が静浦港寄りに制限されてしまうので、その前に状況を確かめてきた。
ここは遠浅の海岸。狩野川の影響で雨後はゴミが溜まりやすいものの、波は一年中小さくて釣りやすい。本番は秋口だが、今年は5月下旬から良型が釣れ始めたとの情報が入ってきている。
沖めのポイントで15cm級本命ヒット
当日は、9時ごろに到着。平日にもかかわらず、浜には3人の釣り人の姿が見える。多少の向かい風で海面は波立っているが、釣りには影響はなさそうだ。ちょうど上がってくる釣り人に声をかけると、「朝方は、6~5色の遠投で多少食ったが、食いが止まったので帰るところ」と教えてくれた。
第1投を4色に投入して探り始めるが、2色までアタリはない。1回巻き上げてみると、エサはそのまま。2投目は2色の投入からチカライトまで探ると、アタリはなかったのに小さなヒラメが付いてきた。この2投で手前に魚はいないと判断し、遠投に切り替える。
6色の投入後、半色ほど探ったところで、当日初めてのブルルルーといいアタリ。巻き上げると、15cm級キス。やはりポイントは遠いようだ。
厳しい状況のなか7尾キャッチ
しかし、その後はアタリがない。釣り座を右方向へ少しずつ移動させるが、アタリは5~6投に1回くらい。石積み堤の上から、さらに沖を狙ってみたがダメ。結局、3時間で本命は7尾しか釣れず、暑さでギブアップ。いつもはうるさいフグも2尾だけだったので、この日は魚自体の活性が低かったのかもしれない。
休憩後、沼津港の様子を見に行く。常連の姿はなく水色も悪かったが、とりあえず竿を出してみる。だが、アタるのはヒイラギばかり。5投で7尾釣ったところで終了した。
この場所の本番は、海水浴が終了したあと。ピンギス交じりで、毎年1束近い釣果が上がっている。今年は駐車場が利用できるようになったので、秋になったら釣行しようと思っている。
<週刊つりニュース関東版APC・諸伏健一郎/TSURINEWS編>
島郷海岸