乗っ込みマダイ狙いタイラバゲーム攻略法 「釣ってよし食べてよし」

乗っ込みマダイ狙いタイラバゲーム攻略法 「釣ってよし食べてよし」

三寒四温を繰り返し、季節は徐々に桜の季節へ向かっていく。この時期は乗っ込みの季節。乗っ込みとは産卵のため、魚たちが浅場へ入ってくることを意味する。クロダイもだが、海の王様マダイもこの時期から産卵を意識して荒食いを始めるようになる。今回はそんな春の乗っ込みマダイをタイラバで狙ってみたい。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

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タイラバで乗っ込みマダイを攻略

近年大にぎわいのタイラバだが、シンプルな釣りながらも差が著しく出てしまうゲーム性の高さがその人気の秘密だ。また極軟調のロッドに極細PEラインを使った、スリリングなファイトも他のマダイ釣りにはない魅力といえる。

特に春は大型が狙いやすく、夢の80cmオーバーも十分射程圏内だ。さらに産卵を控えたマダイたちは、荒食いモードに入るため1匹を手にするまでのハードルが比較的低いともいえる。

乗っ込みマダイ狙いタイラバゲーム攻略法 「釣ってよし食べてよし」良型マダイ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

釣期としては、地域によって差はあるものの、おおむね3月中ごろからシーズンインし、産卵を終えるゴールデンウイーク明けぐらいまで続く。近年の高水温で産卵期がバラける傾向にあり、釣期が長く続く海域もあるようだ。

産卵を終えたマダイたちは、それまでの荒食いがウソのようにバタッと食いやんでしまう。その後は体力回復のために捕食を再開するが、この時期のマダイはむぎわらダイと呼ばれ、身からは栄養や脂が抜け落ちやせた魚体で、食べてもおいしくない。時期としては6月~7月といったところか。したがって釣っても食べても極上といえるのが、初春から桜の咲き誇るころまでといえる。

タックル

さまざまなタイラバ専用ロッドが販売されているが、日本海であればディープエリアを攻めるので、200gぐらいまのシンカーを背負えるものがお勧め。伊勢湾や鳥羽、尾鷲方面では120~150gがメインとなるため、もう少しライト仕様のロッドで構わない。

乗っ込みマダイ狙いタイラバゲーム攻略法 「釣ってよし食べてよし」タックル図(作図:週刊つりニュース中部版 編集部)

合わせるリールも、ダイワやシマノから専用リールが出ている。ダイワなら紅牙、シマノなら炎月シリーズがそうだ。カウンター付きのものもあるが、イカメタルと違いカウンターがそれほど重要な役割を果たすことはない。

パワーギアタイプとハイギアタイプに分かれるが、日本海のディープエリアなら迷わずパワーギアタイプ。伊勢湾や鳥羽沖などではハイギアタイプがお勧めだ。

ラインにはコストをかけよう

ラインはPEラインの0.6号。細すぎるのでは?と思われるかもしれないが、今のPEはとにかく強い。ドラグさえしっかり調整しておけば、80cmオーバーの大ダイでも十分キャッチできる強度はある。ただし安価なラインは避けた方がいい。8本ヨリで引っ張り強度(lb表示)をしっかり確認してから購入しよう。

乗っ込みマダイ狙いタイラバゲーム攻略法 「釣ってよし食べてよし」タイラバの実釣風景(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

0.6号での引っ張り強度の目安は8~12lbといったところだ。タックルの中でもコストをかけたい部分は、ハリとライン。ここだけはケチらないようにしたい。

リーダーはフロロカーボンラインの4号を3~4mほど。摩擦系のノットでしっかりPEラインと結束しておく。

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