沖釣り(船釣り)で人気のタチウオ。料理のレパートリーも豊富なうえ、「日持ち」するのが嬉しい。今回は「タチウオの梅肉和え」を紹介。ちょっとした裏ワザの効果により、酒の肴になる。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
タチウオの旬
タチウオの旬と言えば寒い時季のイメージだが、春から夏に釣れるものも脂がのって美味しい。ここ10年ほどは一年を通して見掛けるようになり、いつが旬かわからなくなった感もあるが、いずれにしても美味しい魚だ。
釣り場での下処理
釣れたタチウオはナイフなどを使って絞め、すぐにクーラーに入れる。魚が曲がらないよう、できるだけ細長いクーラーが望ましい。
自宅での下処理
持ち帰ったタチウオは頭とワタを取り、キッチンペーパーなどで水気を切っておく。すぐに調理しない場合は、ラップをかけ冷蔵庫で寝かせるといい。
3枚におろす
下処理を済ませたら、3枚におろす。指4本幅以上であれば一般的なおろし方で。3本前後の小ぶりなものは大名おろしが簡単でラクだ。腹側の黒い部分は苦いので、削ぎ落しておこう。ちなみにこの部位、唐揚げや煮付けにすると最高だ。
斜め切り
3枚におろしたあとはまず、7~8cm間隔でカットする。そして刺し身の要領で斜め切り。できるだけ細く切る。
梅肉の登場
ここからは最後の工程。まずは梅干しを用意。次に種を取り、包丁で軽くたたく。少し砂糖を加えると、味や軟らかくなる。「さじ加減」は好みで。これで梅肉の完成。
あとは刺し身と和えればできあがり。刻んだネギや青ジソをのせてもGOOD。梅干しの塩気で魚が絞まり、コリコリ感が出る。ちょっとした裏ワザだ。
<松田正記/TSURINEWSライター>