愛知県・南知多町の豊浜港へメバル釣りに行ってきた。メバルの時合いは短い。釣行当日の早朝、時合いの短いメバルと、長ザオ釣法で勝負してきたのでその様子をレポートする 。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・日間賀島波止釣友会・中村輝夫)
豊浜港でメバル釣り
長ザオ釣法の神髄とは何かと考えてしまうが、サオの長さが11mもあると強風が天敵となる。取りあえず風が無いことに尽きる。「メバルはナギを釣れ」と言われるが「長ザオはナギに出せ」と私たちは言っている。
1月10日が休みなのでメバル釣りを考えていたが、天気予報は北北西10~11mと大荒れのため無理。だが前日の9日は3~4mとサオが出せそうだ。数時間の睡眠だけで一日仕事ができるかがネックだったが、栄養ドリンクを飲んで頑張ろうと思い、9日に的を絞った。
午前2時時に床に入り4時30分に起床。眠い目をこすりながら豊浜港へ車を走らせる。約35分で到着したが、この日は成人の日。駐車場は車で埋め尽くされていたが、運良くいつものポイントが空いていた。
当日の仕掛け
サオ先にルミカのぎょぎょライト37を、仕掛けにケミホタル25をセットすれば暗闇の中でも仕掛けを手にすることが容易だ。
モエビの尾をカットし、ハリ先を第2関節で出してエビが直っすぐになるように取り付けた。
午前5時50分にスタート。1時間ほどサオは出せるが、豊浜は時合いが短い。6時すぎが釣りタイムとなるだろう。
6時すぎに時合い到来
暗いうちはアタリもなく時間だけが過ぎた。待ち構えていた時間になるとアタリが出だしたが、最後の食い込みが弱い。仕掛けを回収すると、モエビの腹の辺りは何もない。ウミタナゴの仕業だろう。
もう少し沖めに振り込む。オモリが着底するのはサオ先の動きで分かるので、あとは根掛かりしないようシビアな誘いが有効だ。
そして2度目の誘いをしたとき、サオ先にコツンと響く前アタリが出た。そのままの位置でキープしていると、時折ククッ~と押さえるが食い込みまではまだまだ。スーッとサオ先がお辞儀したのでそのままサオを立てると、ハリ掛かり完了。ラインを手繰り寄せると19cmのメバルがしっかりハリをくわえていた。