海水温が下がりだし、東伊豆では20度を切り出した。本格的な冬海の到来だ。海の状況は変化している。12月後半に行った陸っぱりエギング釣行の模様をお届けしよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター野中功二)
夕マヅメ狙いで出撃
当日風の状況をみてポイントを絞る。風は南西の風、近隣の釣果も参考にすると、「夕マヅメ」という僅かな時間帯での釣果が目を引く。今回はその「夕マヅメ」というタイミングに合わせて釣行し検証してみた。潮のタイミングは引き潮の潮止まり前からの釣行となった。
使用したタックル
ロッド:アサルトジェットタイプS SD90
リール:ヴァンキッシC3000SDH
ライン:アーマードF +プロ0.6 号
リーダー:パワーカーボンMAX50mの3号
エギは:アオリーQ3.5号、ダートが得意なダートマスター、フィンエース、パタパタなどアクション別で準備
短時間狙い撃ち作戦
当日の作戦は、明るいうちにポイントに入り状況を判断した上で、「この時間」というタイミングで集中するといった短時間での調査とした。ポイントに16時45分に到着。まさしく「夕マヅメ」ローライト帯での開始だ。17時~19時の2時間中でも激熱タイムを18時からの1時間と考えた。
理由として、キーとなる潮止まりのタイミング。潮が動く、止まる、など「変化」が起こるタイミングに着目した。まさに、少ないであろうチャンスに集中といった感じだ。
海中の様子をリサーチ
潮目やごみの動き、泡の動きといった海面の変化も見逃せない。エギをシャクって海中の変化を探る。「シャクリ重りがする」「先ほどまで感じていた重さがなくなる」などだ。他のアングラーも居ないことからアクション・キャスト方向を変更し、海中の情報を収集する。
潮緩み待望のヒット到来
潮色はいいが、このポイントで釣れるといわれる潮とは逆の方向に流れる潮だ。一応、潮の動きは感じられている。エギはローライト定番ケイムラオリーブのアオリーQ3.5号からスタート。様々なエギのアクションで検証を進める。使用しているエギの動きを把握し水中での動きを妄想し切り替える。僅かな潮の変化を探る。
時間は刻々と過ぎていき17時台に突入した。左から右の潮が好ましいが、右から左の潮が速くなったり遅くなったり、はたまたまったく動かなくなってシャクっても重さを感じなかったりと余りいい感じではない。
17時30分に伊東の富戸港で釣行していた釣友から良型GETの連絡が入る。時合い到来だ。
ここで、潮に変化が。右から左の流れていた潮が緩み、手に伝わる感覚が重くなった。すると、アオリーQK93.5号のフォール中に「コン」と前アタリが。抱きこまないのでフォローのアクションをしたが無反応。イカは居る!