3年ぶりとなる、新潟県村上市の三面川の鮭有効利用調査が実施された。11月9日(金)と10日(土)の2日間、鮭有効利用調査に参加してきたのでレポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 茨城・上谷泰久)
三面川の鮭有効利用調査
各地で行われている鮭有効利用調査だが、この2年は新型コロナウイルス感染予防のため中止となっていたため、今年はどの自治体も3年ぶりの実施となったようだ。
今回、私が参加したのは新潟県村上市の三面川。11月9日(金)と10日(土)の2日間、感染対策を万全にして調査に出かけた。
初日は6時に受け付け。感染予防のため、車1台ずつのドライブスルー方式で行われ、済んだ人から順にポイントへ移動していく。
私は、本部受付の正面対岸へ移動。ここは上流エリアで、最上流域にウライというサケ捕獲器が設置されており、ここまでが調査区域だ。
この日は、オーナーばりインストラクターの井上聡さんが同行。井上さんは上流へ、私はその少し下流に立ち込んだ。
当日の仕掛け
当日の仕掛けは、8.3mのサケ用本流竿に、ラインはフロロカーボンライン5号。大大の割ビシを2個付けて、ハリはファイアフック2/0。手尻は50cmほど出して、エサはノルウェー塩サバを使用した。
オス4kgをゲット
8月に線状降水帯豪雨の被害に遭い、上流のダムから落ちる水が濁っているため白濁な流れ。サケが泳ぐ姿は見えないが、あちらこちらで水面から顔を出すので、相当量入っている様子。しかし、アタリは皆無で、1時間が過ぎる。
すると、井上さんにヒット。冷静で巧みな竿さばきでゲットしたのは、中型のメス。メスを釣獲した場合、係員が回収に来てくれる。
井上さんは、赤く染めたイカ短冊でアタリを出した様子。そこで、ピンクのタコベイトをハリに通してサバエサで狙うと、モゾモゾというアタリでヒット。私もメスを釣獲した。
しばらくすると、潮位が上がって新しい群れが入ってきたようで、アタリが増えてきた。またもモゾモゾという微小なアタリ。アワせると、今度はビッグパワーでファイト炸裂!真っ向勝負を楽しませてもらってゲットしたのは4kgのオス。
2日目は下流エリア調査
翌日は、レギュレーションにより下流エリアのみの調査。三面川は曜日で調査区域が変わるので、事前に調べておくことが必要だ。ちなみに、ノベ竿のエサ釣りやフライフィッシングは上流エリア、ルアーは全エリアで通用し、ウキルアーは下流エリアが有利。
再下流近くのゴロタ石岸でスタート。流れは弱く、河口部特有の雰囲気だ。ウグイが多いので、持ちのいいエサが有利と判断。