9月12日、釣り場は和布刈(めかり)公園北側の門司埼灯台下の大岩だ。ここは9月~11月までクロが釣れる。特に秋口からは数、型ともに申し分なく、30尾前後釣れる。関門海峡ならではの早い潮流での釣り方もあわせて紹介しよう。
門司埼灯台下大岩の詳細
ここの特徴は東流れのポイントがあること。
西流れは急激な潮の流れだが、東流れに変われば、目の前に大きなワイ瀬(反転流)が生じ、クロが釣れるポイントができるのだ。
ここで釣る時に守らなければならないことがある。
それは、下関側にある火の山下潮流信号所のデジタル表示が「E・2・↑」の表示になるまで下の大岩には下りないこと!
これを守らないと、大型船の通過などで発生する波をかぶるだけでなく、サオやクーラー、バッカンなど大切な道具が流されてしまう。
私はここで初めて釣りをしたとき、それを知らずに下りてしまい、道具が流されてしまった辛い経験がある。
タックルとまきエサ
まきエサは、クロのポイントが約15m沖とかなり遠いため、大変重要だ。
グレパワーV9とグレパン、オキアミ生8分の1角に海の砂を混ぜ、重たくして少し硬めに練り込む。
パン粉はすべて使わず、まきエサの水分調整用に残しておこう。
仕掛けだが、私は基本的にクロをまきエサで浮かせて釣るので、タナはいつも1m前後から始める。クロがハリをのみ込むようになると、タナを少しずつ浅くしている。
つけエサは、オキアミ生(M)だ。オキアミは頭と尻尾を切り、みりんとオリゴ糖をかける。これを2~3回繰り返せば、色がアメ色になり、体が黒く変色しなくなる。また、甘さで身を引き締め、ハリと同じ大きさになり、食い込みも抜群で、身も長持ちする。ぜひ試してほしい。