東京・旧中川での「おつまみ釣り」で12cm頭にハゼ36尾 ビールのお供に

東京・旧中川での「おつまみ釣り」で12cm頭にハゼ36尾 ビールのお供に

9月16日(金)、東京都江東区と江戸川区の区界を流れる旧中川にハゼ釣りに出かけた。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

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旧中川でハゼ釣り

7時すぎ、都営新宿線の東大島駅に到着。江戸川区側の小松川口から川に出ると、橋の周辺は平日のわりに釣り人の姿がある。遠浅のカケアガリ狙いでポツポツと釣れているが、型は小さそう。しばらくポイントウオッチングしたのち、下流の中川大橋を渡り、江東区側のゴロタ帯がある深場のポイントに向かう。

東京・旧中川での「おつまみ釣り」で12cm頭にハゼ36尾 ビールのお供に東大島周辺の様子(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

駅と橋の中間ぐらいの地点に護岸が引っ込んでいるところがあり、水鳥のサギが杭に止まって獲物を狙っているように見える。この鳥がいることは魚がいる証。この近くで竿を出すことにする。

ゴロタ周りを狙う

タックルは3.2mのカーボン製ハエ竿にミチイト0.6号を竿いっぱいに結ぶ。ハリはソデ3号でハリスは0.4号7cmを丸カンで接続。ウキは軸付きセル玉8mmをゴム管止めした下に中通しセル玉5mmを1個付け、板オモリですべてのウキがゆっくりと沈むように浮力を調整。水深に応じてトップのウキが水面下5~10cmの位置にあるようにする。

東京・旧中川での「おつまみ釣り」で12cm頭にハゼ36尾 ビールのお供に杭先のゴロタを狙う(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

エサは釜揚げシラスとマルキユーの「ハゼほたて(東京都限定のテスト販売中)」を使用。

ヘチはゴロタ石組で、ロープ杭の先が急深になっており、水深は1.5m前後。水色はクリアで止水状態。砂泥質の水底には頭大の石が点在しているのが見える。その周りに時どきヒラを打つ魚の姿。

12cm頭に入れ食い

まずはシラスエサで開始。1匹、頭部をチョン掛けにして石の近くに静かに投入。しかし、反応がないので竿先でオモリを持ち上げて前後、左右に誘いを入れる。

5分くらいすると、ナジんだウキがスーッと横に引かれる。少し間をおいて聞きアワセ。キュッと竿先が絞られ、グイグイと引き込まれる。静かに抜き上げると12cmの本命が登場。大きな口を一文字に結んで、どんぐり眼をしたひょうきんな容姿は何とも愛らしい。

続けて10~11cmが5尾まで入れ食い。魚が集まってきたようで、その後もウキがナジんだあとに出るアタリで、コンスタントに釣れ続く。しかし型は10cmが多く、この時期としてはまだ小さい。

東京・旧中川での「おつまみ釣り」で12cm頭にハゼ36尾 ビールのお供に本命登場(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

9時を過ぎると真夏のような天気となり、魚の活性がさらに高まる。そこで人工エサのほたてに交換。貝柱を縦に割り、ハリ先で繊維を引っかけるようにして2~3本ハリ付けする。ボイルホタテとそん色なく使用できることは、これまでの釣行で確認済みだ。

エサを躍らせながら釣ると、何回かバラしたあとに9cmが乗る。その後もひん繁に誘いをかけながら釣ると、8~10cmがボツボツと釣れる。

36尾キャッチでおつまみに

やがて、ロープ杭の手前の浅瀬にハゼが群れだした。15cm前後の良型の姿も見えるので、この群れを見釣りで狙う。

ハゼの鼻先に落すとよく追って、3~5投に1尾の割合で釣れる。良型は警戒心が強く、近くにエサを落としても見向きもしない。

十分ハゼの引きを満喫できたので11時すぎ、8~12cmマハゼ36尾の釣果で納竿。魚はすべて持ち帰り、ビールのおつまみに。

魚影濃く、今後は江東区側の沖の深場狙いで良型が楽しめるだろう。交通の便もよくオススメの釣り場だ。

<週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
旧中川
この記事は『週刊つりニュース関東版』2021年10月7日号に掲載された記事を再編集したものになります。