PR ライトテンヤタチウオ釣り入門 「釣れない」に繋がる5つのNGとは?

ライトテンヤタチウオ釣り入門 「釣れない」に繋がる5つのNGとは?

例年夏の終わりから秋が深まるのに合わせてヒートアップする釣りが、波止のタチウオ釣りだ。一昔前までは時合いとなる朝夕のマヅメを手返しのいい引き釣りやワインドで狙い、その前やその後を電気ウキ釣りで釣るのが主流だったが、ライトテンヤの出現で少々事情がかわってきている。今回は名手の釣行からライトテンヤを紐解いていきたい。

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(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS編集部・中西)

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ライトテンヤ釣りとは

ライトテンヤとは、一言で言ってしまえば「軽いテンヤを使ったドジョウの引き釣り」のことである。こう聞くと昨今のLT化の流れから「なんだ、また……」と揶揄する声も聞こえてきそうだが、このライトには大きな革新が詰まっている。それが、表層レンジの攻略だ。

バイトのへたくそなタチウオでもアタックしやすいように表層をゆっくり引くというこの一点で、かつては朝夕のマヅメ時、いわゆる時合いの30分だけ有効だった釣りを、夕マヅメから朝マヅメまで、おおよそ12時間も有効な釣りにしたのである。

ライトテンヤタチウオ釣り入門 「釣れない」に繋がる5つのNGとは?マヅメ以外も有効なライトテンヤ釣法(撮影:TSURINEWS編集部・中西)

名手の実釣

今回ライトテンヤを案内してくれたアングラーは、アクアウェーブフィールドテスターの市橋貢さん。ドジョウをエサとするタチウオテンヤ釣法の第一人者だ。

ライトテンヤタチウオ釣り入門 「釣れない」に繋がる5つのNGとは?タチウオを引き抜く市橋さん(撮影:TSURINEWS編集部・中西)

釣り場は小島養漁場

当日市橋さんが指定したポイントは、大阪府泉南郡岬町にある海上釣り堀「小島養漁場」。基本は海上釣り堀としての営業をしているが、金・土・日・祝日・祝日前日の18時~22時は、イケスの外を狙う夜釣り営業を行っている。

当日は北~北北東の風がやや強く、泉南エリアの多くの釣り場は向かい風となり釣りにくい条件だったが、小島養漁場の桟橋からは少しフォローよりの横風となり、軽い仕掛けを使うこの釣りでも十分戦える条件が整った。

ライトテンヤタチウオ釣り入門 「釣れない」に繋がる5つのNGとは?小島養漁場の受付(撮影:TSURINEWS編集部・中西)

場所選びのNGポイント

場所選びの際に気を付けたいポイントは、「タチウオが釣れている」という情報をうのみにしないこと。タチウオは幽霊魚という異名を持つほど神出鬼没な魚で、一日で状況が一転してしまうこともしばしばなのだ。ここで参考になるのがサビキ釣りのアジやイワシ、サッパといった小魚の釣果。ベイトがいなくなればタチウオはいなくなるので、小魚が釣れなくなったような釣り場は避けた方がいいだろう。

また、場所選びと切っても切れないのが、風向きや波の具合。市橋さんによると、経験上あまりよくない条件は無風のベターッとした海。向かい風は仕掛けが飛ばないのでしんどいが、少々波立っているくらいの方がタチウオは食いが立つとのこと。

マヅメ時を狙う

ウキ釣りにしろ、引き釣りにしろ、ワインドにしろ、陸っぱりからタチウオを狙う上で一番意識しなければならないのは、時間帯ではないだろうか?タチウオほど時合いがはっきりしている魚ほかにないくらいで、回遊があれば朝夕のマヅメ時にしっかり活性が上がる。

先に「ライトテンヤなら夜通しチャンスがある」とは書いたが、やはりこの時間はタチウオのゴールデンタイム。日没前にはキャストを始められるようにしっかり準備したい。

ライトテンヤタチウオ釣り入門 「釣れない」に繋がる5つのNGとは?微かに陽光の残る海へ第1投(撮影:TSURINEWS編集部・中西)

時間帯のNGポイント

朝夕のマヅメをしっかり釣るためには、早めの行動を心掛けることだ。たとえ最高の場所を割り出していたとしても、おそらく日没1時間前の到着では釣果を上げることはできないだろう。なぜなら、そんな時間に行っても釣り座が確保できないためだ。

人気ポイントにエントリーするつもりなら、昼過ぎくらいには釣り座を確保し、夕マヅメの時合いを待つのが安心だ。のんびりサビキ釣りで小アジでも釣りながら待つのが市橋さんのオススメだそう。

また、朝マヅメを狙う場合も、夜中から入るのがいいとのこと。ライトテンヤなら夜中のタチウオの時合いを攻略できるので、より多くのタチウオをゲットするチャンスがある。実際、いい日に当たって夜通しコンスタントにアタリをもらった日も過去にあるとのこと。

ライトテンヤタチウオ釣り入門 「釣れない」に繋がる5つのNGとは?早めの釣り場入りが吉(撮影:TSURINEWS編集部・中西)

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