8月末に、週刊つりニュース関西版にて「カワズのひとり言」を連載している新宅功治さんと釣行した。新宅さんは「ウキの誘い釣り」という、独自のスタイルを構築されており、前年はなんと年間で750匹のタチウオを釣り上げたとのこと。今回はそんな新宅さんの釣りメソッドを解説しつつ、釣行の様子をレポートしたい。
今季の波止タチウオ
今季の波止タチウオは釣れ出しが遅く、今か今かと待っていたら、ようやく8月中旬に大阪・貝塚市にある貝塚人工島で、目立った釣果が聞かれるようになった。
型はシーズンの走りのため指2~3本弱と小さめだが、入れ食いもあったりと盛況の様子。
場所取りを兼ねて早めに
釣り場に到着したのは午後3時ごろ。
サオを出すのは、人工島沖向き西端から延びている「プール」と呼ばれる場所。ここは西に延びた鉤状のベランダ波止で、足場は良好の人気釣り場だ。
釣り座は沖向きの角手前にとった。
地元の常連さんいわく、タチウオは「プール」のどこからでも狙うことができ、日によってよく釣れる場所がかわるとのこと。周囲ではサビキでアジ、ジグでサゴシや青物を狙っている人がおり、夕方ごろからタチウオ狙いに切りかえるつもりらしい。
ウキ釣りでタチウオが釣れる時間はルアー釣りよりやや遅く、日が沈んでからだ。この時間に来たのは釣り座確保のため。新宅さんもタチウオの時間になるまで根魚狙いの際釣りをしていた。
ヒロキューの「新鮮きびなご小粒」を使用してガシラを釣り上げていく新宅さん。
さらに夜の釣りに備えて明るいうちにタチウオのタックルも準備しておいた。