6月4日、和歌山県和歌山市にある片男波の波止で、チヌフカセ釣りを楽しんだ。エサ取りのフグは多かったが、チヌが寄ればさしエサが残る展開となり、エサがなくなった11時までに13匹の本命をキャッチできたので、その模様をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター秦厚治朗)
波止でチヌフカセ釣り
6月4日土曜日、和歌山県和歌山市にある片男波の波止へ、梅雨チヌフカセ釣りへ出掛けた。
当日は不安定な空模様で、一応は晴れる予報でしたが釣り開始時は曇天で微妙に強い風でした。潮は中潮で、午前8時ごろに満潮を迎える潮回り。日の出前に現地に到着し、ゆっくりと仕掛けをセットします。
タックル&エサ
当日のタックルは、サオがエアエボリューション1.5号5m、リールはデスピナ2500番、ミチイトは全層セミフロートライン1.7号、ウキはボクシー5Bを通してウキ止めを付け、リングシモリを入れ5Bのガン玉を打ち、浮かせ釣り開始。ハリスは Dフロン1.5号2ヒロで、ハリはチヌバリ2~3号を使用。
まきエサは生オキアミ3kgに生さなぎ黒鯛2袋のみのシンプル仕上げ!さしエサ生オキアミ、コーン、練りエサを持参した。
開始早々フグの猛攻
仕掛け完成前にまきエサの生さなぎ黒鯛を20杓釣り座前に投入し、仕掛け完成後の午前5時半ごろから釣りを開始した。5Bの水平ウキ、ボクシーが馴染む前に一気に加速したのでアワせるも手ごたえが軽い。エサ取りの小フグだ。
第二、第三投と次々と仕掛けを打ち返すも、フグがヒットする。まきエサを打つ位置と投入点を少しずらしてもフグが掛かる。さしエサをコーンにかえても状況は同じで、どうやら釣り座前はエサ取りの小フグのカーペットになって居る模様だ。
仕掛け変更後にチヌの気配
エサ取りの小フグが釣れるのとは関係ないが、釣り座の位置と日の出過ぎの光りの加減でウキが見づらいので視認性のいい玄秀自立のB負荷の棒ウキに交換した。B負荷表示だが、どのメーカーも基本棒ウキは余浮力が多い場合がある。5Bのガン玉を打って調整すると、今現在の塩分濃度で丁度いい感じになって視認性バツグンで非常に見やすくなった!
釣り開始時小フグと戯れ、その後仕掛けを交換したら、丁度開始時から一時間ほど経過していた。棒ウキに交換した後さしエサを生オキアミからスタートしたら、不思議にもオキアミが残った。教科書通りならチヌが寄ってきたハズ。
まずは銀ピカチヌを1匹
次の1投目はウキにダイレクトにまきエサの生さなぎ黒鯛を1杓だけ被せて打ったら、ものの見事に綺麗なウキ入れ!サオが満月にしなった。間違いなくチヌである。タモ入れしたチヌは銀ピカ色でお腹がペッタンコの魚だった。
釣れた後すぐに仕掛けを打ち返すが、流石にアタリは出ずさしエサだけ取られるので、またフグの仕業だ。