5月11日愛知県名古屋市を流れる荒子川でティラピア狙いでルアーゲームを楽しんだ。調査がてらの釣行だったため、実際の釣果だけでなく得られたコツと調査釣行の立ち回りについてもお伝えしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター永井航)
荒子川での調査釣行
今回訪れたのは荒子川。以前、近くを通りかかった時に釣り人を見つけたのが釣行のきっかけだ。最初はナマズかと思ったが、海のライトゲームタックル遊んでいたため気になっていた。ネットで調べてみると荒子川というらしく(それまで知らなかった)ティラピアという外来種を狙っていると思われた。
普段は車で釣りに行くことが多いが、ここの釣り場は宅地などとも隣接しており一方通行なども多そうだ。また調査がてらというのもあったため、機動力や利便性もある二輪で現場に向かった。
二輪釣行のメリットとデメリット
二輪での釣行にもメリットはなにかと多い。
・1つ目はポイントを知らない際やランガンしたい時の移動が楽。
・2つ目は宅地近くなど一方通行が多い場面では車だとグルグル回る必要があるが二輪は押して歩いていれば歩行者扱いなのも強み。
・3つ目は都市部での釣りにおいては車を停めるところに困ることもしばしばだ。車と比べると遥かに小柄なため、停めるところに難儀することはあまりないだろう。もちろん道交法や条例、周辺への配慮は前提だ。
ちなみにデメリットとしては荷物が乗らないことだ。スクータータイプならまだしも、その他のバイクではトランクをつけていないと本当に何も乗らない。私のも例に漏れず乗らないため釣り物は限られる。
背負えるものが前提となるためあまりに重装備な釣りはできない。余談だが私はニーハン(250cc)の物に乗っているため、いざとなれば高速に乗って大きく移動出来るのも強みだ。
早々にティラピア目視
調査メインの場合は、どこかに起点を作りそこから順に見ていくといいだろう。航空写真などで事前に目星をつけるのも良い。私は事前に数カ所目星をつけ、まずはそこをバイクで見た後に、良さげな所から順に足で稼がことが多い。
今回は急遽行った釣行なので下調べしてないため、最上流からスタートした。タックルはアジングロッドにスピニングリール。ラインはPEライン0.2号。ルアーはとりあえずワームでやることにした。所々覗き込んでいるとティラピアを発見。15~20cmくらいのサイズが数匹で群れて泳いでいる。
警戒心高く苦戦
まずはサクッと1匹と思ったのも束の間。こちらを見るなりあっという間に遠くに逃げてしまった。勝手にコイのような図太い魚だと思っていたため驚いた。気を取り直して探していると、先程よりも大きい50cm近い個体を発見!大型のティラピアも人影に気づいて慌てて逃げてしまう。結構繊細な魚だ。
午前10時前から始めたが、日中ではいきなり釣るのは難しいかもしれない。魚の警戒網に触れないように、警戒範囲外の遠くからルアーを投げることにした。
道から水面まである程度の高さがあるため、真横から投げてもいいのかもしれないが、人の頭や竿などの道具が光の屈折で人からは見えずとも魚からは見えている。なんてこともあり得る。ティラピアを狙う際はなるべく人の気配を悟られないようにするのが肝要そうだ。
ビッグヒットの正体は鯉
私は上流側の少し離れたところからキャストをすることに。点在する橋の下やストラクチャー周りはもちろん狙い目だ。橋の下にワームを投げ込み底ををズルズル引きずるとヒット。
川の流れに乗り凄い勢いで走る魚。私も糸の様子を見つつドラグを調整しながらのファイト。3~4分ほど掛けて橋の下から引き摺り出してガッカリ。でっぷりと太った鯉が掛かっている。
姿を見たあとも右に行ったり左に行ったり。なんとかタモに納めキャッチ。サイズは65cmもないくらいだろうが凄い体高のいい鯉だ。本命でなくてもなんだかんだ楽しい。
続いてナマズ登場
下流に向かいながらルアーを管釣りで使うトッププラグに変えて遊んでいると、橋の下に入れたルアーにモワッとする感触。ティラピアは口が小さいと聞くのでワンテンポおいてからアワせるとヒット!
先程の鯉より力がないが、こちらも元気いっぱいに走る。橋の下で弧を描くように動いている。ストラクチャーの有無などの様子が不明なため、無理をしない程度に巻くことに。
こちらもそれなりに手こずり時間が掛かってしまったが、顔を見ると先程の鯉より小柄ながらナマズの登場だ。普段ナマズをやらないため釣果として見ることはあまりない。こちらも素早くフックを外しリリース。
無論オススメはしないがアジングタックルに細いPEラインでも釣れるものだ。管釣りルアーのフックだけは別のものに変えていたことに救われたのも言うまでもない。